カセットデッキTC-KA3ES(Sony) ゴムベル交換

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オーディオ機器
年末からSARS-Cov-2対応などバタバタとしてブログを更新するパワーを無くしていました。久しぶりに子供部屋に眠っているオーディオ機器の電源を入れ動作確認などを行っていました。 
90年代後半のソニー製品を収納しているラックです。 
上からDTC-ZA5ESです。DAT機器の最終モデルDTC-ZA5ES(未紹介)も久しぶりにテープを回すとノイズ音のみで故障かと焦りましたが10分程アイドリングしていたら回復。 
一番上にはパイオニアレーザーディスクLD-S1(これも未紹介)もありますが何年も起動させていません。  
次はCDプレーヤーCDP-XA3ES(未紹介)。しっかりとローディングしないとディスクが認識しなかったので要調整が必要。 
カセットデッキTC-KA3ES。これがイジェクとしカセットテープをセットしたところまではよかったのですが再生せず、早送り/巻戻しは正常でした。 
おそらく持病のゴムベルトの可能性があるので久しぶりに内部を覗いてみることにしました。 
MDプレーヤーのMDS-JA30ESとAVアンプVZ555ES(未紹介)。どちらも正常に動きました。
デッキのボンネットは外します。中央のフレームも外した状態です。 
デッキ部のカセットフォルダーを外します。念の為再度再生させてみましたがモーター音はしますがヘッドが上がりません。 
オーディオ入出力系のコネクター3本を外します。 
デッキ上部の3つのコネクターも外します。これでコネクター類は全部です。 
中央にデッキ部を外していきます。 
デッキ部だけが取り外されました。ここまでは比較的容易に外すことがきます。 
次にトレイ部(アーム)を外します。左側のバネと接合部のジョイントを外します。これで外れます。 
本体からトレイ部が外れました。 
次にデッキ部のカバーを外します。ネジ2カ所とコネクターを外します。 
ここで4カ所のネジを外します。これでキャプスタンモーターが取り外されます。 
背部です。4カ所のネジを外して平ベルトも交換しました。 
基盤部のネジ4本を外します。1本だけ長さが異なります。  
正面のアイドラーとピンチローラーを取り外と中央部のギアも外します。 
これで分解できました。グリスが硬化しているので拭き取りゴムベルトを交換します。 
左が取り出したゴムベルトで右が交換用。 
直径で20mm程度のものを使いました。 
装着してあとは元に戻す作業です。 
何回かバラしていたらモーター部コネクター線が切れて再半田。 
慣れないこともあり完成まで3時間ほどかかりました。 
デッキ部の固定は上部は2カ所、下部も2カ所で固定されています。最初下部はネジ全部外してしまいましたが2カ所でした。 
センターフレームを戻して完成。 
懐かしいマクセルのXLⅡ-Sを持ち出して再生確認。 
問題なさそうです。 
カセットフォルダーカバーをセット。 
久しぶりにしっかりと聞いてみました。去年スピーカーも小型のSONY SS-86E(未紹介)からJBL CONTROL10(未紹介)に入れ替えたのでいい感じで再生してくれます。 
キャリブレーション調整して録音(DOLBY S)してみました。 
デジタル音声に慣れていると低音はこもり気味ですがアナログらしい音色もいいものでした。90年代後半のカセットデッキはコストダウンなどからあまり期待していなかったのですがTC-KA3ESの上にはTC-KA5ES、7ESとハイスペックデッキもあるので一度は聞いてみたいデッキです。 
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