Intel i80386SX 16MHzを搭載したPC98互換のEPSON機。
2年前に実家からPC-486SEといっしょに持ってきたPC。PC-486SEはメンテ済みで紹介しましたが放置状態だったので連休でもなかなかで歩けないため動かしてみました。
筐体は若干黄ばみが進んでいます。特にFDあたりは黄ばみが酷い。20年位電源入れていないので動くかどうかも不明。
背部もそれほど手を加えていなかったのでSCSIとLAN基板が刺さっている程度。
思ったほど錆も発生していない。電源が生きていれば動きそうです。
とりあえずボンネットを開けてみました。
FD周りはバラしてパネルは外したい。
ケーブル類は全ては外していきます。
メモリは増設してありました。
Cバス規格のSCSIも動けばHDDかMOを接続してみます。
フロントパネルを外します。
電源スイッチ入れてみます。起動はしました。
5インチの98メディアをそれほど手元になかったのですぐ見つかったゲームをFDに入れてみました。 9525
FDは2器とも健在でディスクを読んでくれました。
起動しました。(遙かなるオーガスタ:T&ESOFT製)
起動も確認できたのでFDカバーを外して黄ばみを除去しました。
クリーニングが終わり元に戻します。 黄ばみ除去事例
MPC-GX1編
MZ-200編
PC-9801編
MZ-1500 その2
黄ばみと取れいい感じです。
フロントパネルも黄ばみ除去しましたがあまり過度に行うとシールも剥がれしまうのでほどほどに。
とりあえず本体メンテナンスは完了。
フロントスイッチ部。クロック切替えスイッチ、ディップスイッチ、ボリュームなどがあります。
ついでにキーボード接点不良があるので分解してみます。
NEC製のキーボードより質感は良くありません。スイッチ部はかなり違いがあります。
こちらも黄ばみを取り除きました。
本体スペックは
CPU:Intel i386SX 16MHz (ノーウェイト) [10MHz/6MHz相当に切替可能]
RAM:標準 1.6MB 最大14.6MB 現行5.6MB
フロッピーディスク:5インチ x 2
ハードディスク:オプション
内部拡張スロット:1スロット (32ビット用増設メモリスロット)
外部拡張スロット:4スロット (Cバス互換)
サウンド機能:FM音源内蔵 (FM3和音、SSG3和音)
外形寸法:389(W) x 347(D) x 150(H) mm
重量:GE5: 9.6kg
備考:「ハイレゾモード(1120ドットx750ドット)」オプション対応
当時のライバルはスペック的にはPC-9801RA/RSで価格も10万位安く、しかもFM音源内蔵 (FM3和音、SSG3和音)を標準装備しており、ゲーム機としてはコストパフォーマンスは高い機体でした。
また上位機しか搭載されていなかったハイレゾモード(1120ドットx750ドット)にも対応しているなど優位性はありましたが当時は1120ドットx750ドットを使う環境がまだ整備されていなかったことありましたが先進性はあったような気がします。
ただ当時NECは以前紹介したi486搭載のPC-9801FAを発表しており時代はi386から486への以降時期でした。
本機のデザインはPC-98の有機的なデザインとは異なり、工業的な機械的でメカニカルなデザインで私は気に入っていました。
ビジネス機としてのNEC機、ホビーユース特にゲームとプレイするには体感的にもEPSON製のほうが速く感じていて?、FM音源は更に没入感を与えてくれたいいマシンでした。
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