VAIO VGN-FS22B (Sony) 2005年
15.4inchのワイド液晶(WXGA)と搭載しながらスリムなVAIO
サイズ的には15インチなので全体的には大柄でが天板部も一目でVAIOだと分かるデザイン。
本機は大型液晶を搭載していますが最薄部が25.4mmとスリムな筐体であり持ち運びが可能で汎用性が高いPCでした。
デザイン的も白とブラックを基調とした直線的なデザインは優秀。
特に先端部の絞り込みがスリム感を引き立てています。
正面左側。DVD-MultiにモデムとLAN回線を装備。この時代はまだモデムもニーズがあった。
ヒンジ部。VAIOはヒンジから液晶、ボディまでのデザインが美しい。
右側。PCカードスロット、IEEE、メモリスティック、USB(2.0)、VGA、電源と並ぶ。
液晶もSonyのクリアブラック液晶で高解像度であり鮮明なことが特徴です。
メモリはDDR2 533 1GBを2枚でMAXの2GBを装着。
メモリ部とHDDのアクセスは比較的容易な構造。HDDはIDEタイプ。
このVAIO-FですがベースのCPUはCeleron-M1.4GHzでさすがに若干もたつくので同じSocket479であるPentium M 740に入れ替えてみました。Pentium M 740は今ならヤフオクで1,000円程度で購入できます。
CPUの交換は裏面のカバーを外します。
かなりネジがあるので間違えないように注意が必要。
左上にCPUが見えます。ネジでロックを外し慎重にピンの位置を間違えないように入れ替えます。
ヒートシンクを外し、グリス塗って入れ替えます。
あとは元に戻すだけでそれほど難しい作業ではありませんでした。
起動させてみました。
体感スピードの違いは感じます。Pentium M自体も当時の値段から考えるとかなり安価なのでトライしてみるのもいいかもしれません。
Felicaリーダーも標準装備です。FelicaのPC装着は時代が早かったのかもしれません。現在のように電子決済が当たり前の時代にはニーズがあるような気がしますが。
本体スペックは
CPU:Celeron M プロセッサー 360 1.40 GHz → Pentium M 1.73GHz
システムバス:400MHz
チップセット:インテル 915GM
メインメモリー:512MB 現行 2GB
グラフィックアクセラレーター:インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター900(チップセットに内蔵)
ビデオメモリー:128MB
表示:15.4型ワイドWXGA (1280×800ドット)対応 TFTカラー液晶 [クリアブラック液晶]
HDD:80GB UltraATA100
CD/DVDドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層記録対応)
本機は15インチ型のPCとしては標準的なスペックですがVAIOらしく液晶と薄さ、そしてデザインにこだわった1台でした。
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