VAIO PCG-505V/CBP 1999年 再びNo3  周辺機器 

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505Vのメンテは終了したので周辺機器を使ってみました。
まずはこの機体はメモリが標準の64MBだったのでMAXの128MBに増設。
本体下部のカバーを外します。
SDRAMの32 MBを2枚差します。
Navin’You5。VAIO自体はNavin’You3.0がインストールされていますがバージョンの新しい5.0をインストール。
Navin’You自体はカーナビゲーション機能を持つ電子地図ソフト。現在のGoogleMAPのような感じですが当時はPCでナビゲーションをすることは特異的でした。標準MAPではデータ不足なので専用MAPも使います。
HandyGPSレシーバーPCQ-GPS3S。単三電池2本で動きました。
GPSとの接続は専用ケーブルで接続します。
さすがに屋内では衛星と捉えられないので外で接続。3つ以上の衛星の補足によりマッピングできますが現在のデバイスのように瞬時に衛星を掴むことはできず、衛星を補足に数分を要します。
このPCQ-GPS3Sは単独で緯度経度を表示可能なほか、GPS衛星の受信状態、電池残量、ログ記録容量などの表示が行え、PCに接続しなくても単独でも座標を表示してくれます。
次にVAIO カメラ(PCGA-VC1)こんなデバイスあるんですね。VAIO系のカメラはC1のモーションアイが初めてかと思っていました。
スペック的には41万画素ありました。当時(1999年頃)のスペックとしては100〜200万画素が主流だったのでコンデジのスペックまでは及ばないもの記録用としては十分はスペック?でした。
ピンマイクも付いているので動画撮影も対応しているようです。
LCD上部にクリップで引っかけるように装着してみました。そしてグリップにもVAIOロゴが彫られています。当時のソニーのこだわりが見受けられます。
私はこの頃はオリンパスのCAMEDIA C-2000ZOOMをよく使っていました。またソニーでは初代Cyber-shot DSC-F1(1996年)を持ち出してみましたがスペックは35万画素だったのでそれよりスペック的には高いデバイスです。
機能的にはC1と同様に本体に「Capture」ボタンがあり純正アプリの「Smart Capture」上で映像を出力することができます。
現在のようにWEB会議する機能ではないので静止画や画像を記録用としての用途だったと思います。またどれだけ利用価値があったか不明ですがソニー独自の2次元バーコード「サイバーコード」をカメラにかざすとコードを認識してURLの自動入力や、アプリケーションの起動が行えた機能もありました。
ライセンス付きのMP3JUKEBOX。
今となってはインターフェイスが古い感じですがインストールしてみました。
CDからリッピング。ドライブ性能やCPU性能かもしれませんが読み込み、エンコードにはかなりの時間を要します。
一緒についていた純正スピーカー(SRS-M30 )から音楽を出力してみました。スピーカー自体が2W程度の出力があるのでいい感じです。
ちなみにVAIOには純正のスピーカー(PCGA-SP51)もありました。
本体と一体感はありますがデザイン的にはイマイチで音質的にも出力も小さい(800mW×2)のでそれなりの音が出ます。
最後にVAIO純正のジョグリモートコントローラー (PCGA-JRH1)。ディスクの音楽ファイルを純正のアプリケーション(SonicStage)経由でポータブルオーディオ機のように「再生/一時停止」「曲送り」「曲戻し」が行えるデバイス。
発売が2002年なのでC1用か?。505はSonicStageインストールされていないので別のC1紹介する時にでもレビューします。たしかに小型のC1と接続して畳んだ状態で音楽がコントロールできヘッドホンから聴けるのなら当時は都合がよかったと思います。
今回調達した純正周辺機を並べてみました。505にはかなりの種類の純正周辺機があったようです。 4207
VAIO 505は1997年に初代が発売されモバイルPCというカテゴリーを作りました。当時このような薄くて軽く、さらにデザインもファッショナブルなPCは存在しなくソニーらしく、ソニーしか作れなかったPCでした。
VAIO 505。久しぶりにゆっくりと動かす機会がありました。現在使用しているVAIOの中で505に1番近いS11(2019)と並べてみました。
スマートフォンやタブレットデバイスの機能向上に伴いモバイルPCの立ち位置が曖昧になっています。
505のスリムでマグネシウム合金の質感、ソニーらしいデザインなどは一緒に並べても色あせないものでした。
 

 
Gallery 505 and S11 for VAIO

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