PC-9821Xb10/J8 (NEC) 1995年 標準価格173,000円
NECのWindows機用のベース機
当時、結婚等で資金がなく、それでもWindows機と思ってなけなしのお金で買ったことを覚えています。
フル装備のPC-9821Xc13がありましたが定価が408,000円だったのでそれと比較するとかなり安かったです。
さすがにBASE機だけであって、Pentium100MHzは若干スペック不足(Xc13はPentium133)、それに輪をかけてセカンドキャッシュがオプションだったのが一番きつかった。職場にあった、PC-9821Xc13と比べると明らかに遅かった。
そんな性能に我慢できず、2次キャッシュと当時流行だったオーバードライブプロセッサ(Intel製)を購入し,Pentium100MHzからMMXPentium166MHzまでパワーアップした。大体メモリは8MB、HDDもオプション、CD-ROMもオプションだったわけで、結局Xc13くらい費用がかかりましたが当時としては十分なパフォーマンスをみせていました。(写真はMMXPentium166MHで当時はOverDriveProcessorと呼ばれていました。)
インターフェイスは98独自仕様のCバス中心にPCIバスも搭載されるようになった。
本体スペックは
CPU Pentiumプロセッサ(100MHz)内蔵キャッシュ 16KB セカンドキャッシュ オプション(最大:256KB) ROM(Flash ROM) 96KB(BIOS,N88-BASIC(86))、32KB RAM 8MB(標準) 128MB(最大)
ビデオRAM 1MB(テキスト、グラフィック、アクセラレータ表示用)グラフィック表示 640×400/480ドット(1,677万色中256色)
グラフィック表示32ビットアクセラレータ搭載(ビデオアクセラレーション サウンド機能 オプション
フロッピィディスク 3.5インチフロッピィディスクドライブ(3モード対応)
固定ディスク オプション CD-ROM オプション キーボード コネクタ:ミニDIN8ピン(本体背面)
マウス バスマウス接続用 コネクタ:ミニDIN9ピン(本体背面) ディスプレイ アナログRGB入力 コネクタ:ミニD-Sub15ピン(本体背面)
プリンタ 36ピンパラレルインタフェース、コネクタ:ハーフピッチピン36ピン(本体背面)
シリアル 2チャンネル装備 スピーカ モノラルスピーカ内蔵
電源 AC100V±10%、50/60Hz、本体 380(W)×390(D)×150(H)mm 約8.1kg
購入当時は最低限のスペックでWindows95を動かすにはかなり無理がありました。標準は8Mだったのでとりあえず32Mまで増設してインストールをしたことを覚えています。当時はパーツ交換などはDos/V機が主流でしたがこの頃からPC-98でもパーツが豊富になってきました。
結局最終スペックはCPUはPentium100MHz→MMXPentium166MHz。メモリは8M→96M。HDDはなし→854M。グラボはなし→WGP-VG4S(MELCO)まで増設して結構使っていました。さすがにWindowsMeが出た99頃はさすがに限界が来て一線を退きましたが今でも電源を入れるとしっかりと95があり、私が所有する98の中でも愛着がある1台です。
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