W-ZERO3(WILLCOM) 2005年
シャープ作った国産本格的QWERTYキーボード搭載の2WAYスタイルのスマートフォン
2005年に発売された初代「W-ZERO3」。OSにWindows Mobile 5.0を搭載し当時としては大型の3.7インチVGA(640×480)液晶を搭載し、カメラも133万画素、そしてスライド式のQWERTY配列キーボード、miniSDカード、IEEE802.11b準拠の無線LANを搭載とてんこ盛り仕様でした。
ちなみに私が初めて購入したWindows Mobile 5.0機はソフトバンク製のX01HT (2006年)でした。本機も非常に購入欲が当時沸いたのですがキャリアがウィルコムということで見送った経緯がありました。
本機は発売から10年ほど経過してから程度のいいものを購入しました。外観的にはサイズは大きく約70mm×約130mm×約26mm、重さは約220グラムと重量級であり、当時で言えばPDAの分類に入るスペック。
今までのPoketPCにに通信機能を追加してスマートフォンと呼ぶようなイメージです。
本体は大型の3.7インチVGA(640×480)の下に基本的な操作パネルを配列したスタンダートなスタイル。それでも当時はここのエリアで電話ができ、メールが拾え、IEでインターネットも接続できた画期的なインターフェイスにみえました。
正面左側。国産初だけあって厚さも大分厚い。カメラボタンにminiSDスロットやUSBコネクタなどを装備。
右側。ヘッドフォン端子やボリューム、画面の縦横切り替えスイッチなどが配置されている。
上部にはスタイラスが格納されていて、スタイラスによる入力も可能だった。
本機の特徴は大型のタッチパネル液晶画面と入力デバイスとしてバネ付きスライド機構のQWERTY配列キーボードを搭載しています。
キーボードは本体下部にあり、スライドさせることにより現れてきます。
当時はこのキーボードスタイルは両手タイピングしていました。
カメラ部です。スペックは133万画素。他社の携帯電話は当時200~300万画素が多い中、若干ロースペックでした。
一応、7段階で調整でき、サイズは320×240、640×480、1280×1024ピクセルの3段階から選択可能。連写やセルフタイマーモードもありました。
本機以降、QWERTY配列キーボード付の2WAYデバイスはこのスタイルが主流となりました。
キャリアがウィルコムということで大型のPHS通信モジュールを本体に搭載しています。
付属品一式。
本体スペックは
OS;Windows Mobile 5.0 for PocketPC
CPU:intel PXA270 プロセッサ 416MHz
音声通信方式:W-SIMに依存
データ通信方式:W-SIMに依存、またはIEEE 802.11b
形状:スライド式
内部メモリ:フラッシュメモリ(データフォルダ)
SDRAM:64MB
外部メモリ:miniSD
赤外線通信機能:なし
Bluetooth:なし
LCD:タッチパネルモバイルASV液晶
解像度:640×480(VGA) 216ppi
サイズ:3.7インチ
表示色数:65536色
メインカメラ:画素数・方式 約133万画素CMOS
サブカメラ:なし
連続通話時間:5時間
連続待受時間:200時間
充電時間:3.5時間
サイズ:130 × 70 × 26 mm
質量:220 g
本機はOSに「Windows Mobile 5.0」を採用していました。
WindowsOSの為、Office系も標準搭載され多機能ではありませんでしたがファイルの展開、表示程度に使うのには十分でした。 4457 4460
業界初となる3.7インチVGA(640×480)液晶やIntelの「PXA270プロセッサ(416MHz)」、133万画素カメラ、スライド式のQWERTY配列キーボードとスペック的には申し分ないデバイスでした。
通信環境がPHSと貧弱でが大手キャリアの3G対応で通信速では圧倒され一部のマニアのデバイスになってしまったことが残念でした。 4465 4469
コメント
まさに衝撃でしたね。ある意味(当時の)スマートフォンの理想像だと思いましたね。発売日に速攻で購入したことは言うまでもありません。プログラム作ったり、楽しかったなあ。