アーケードゲームを遜色ないようコンシューマ向けにプレイができたデバイス。
発売当初はロム版のデバイスでありゲームも任天堂やセガと同様にROMカセットで供給されていた。
ROM版のデバイスがあったはずですがどうしても見つからずROMカセットだけが出てきました。
このROMカセットも他社と比べると倍以上のサイズとデーター量がありゲームセンターの最新ゲームが数ヶ月でそのままプレイできるような環境でした。
その後高価なROM(3万円くらいしました)からコストダウンを狙い媒体をCD-ROMにした本機が発売されました。
今日はブラック基調でなかりゴツイデザイン。アーケードゲームのハードウェア設計を生かした設計が特徴。
当時のスーパーファミコンやメガドライブの1.5倍はありました。前回紹介したニューファミコンを隣に並べてみました。
初期版はフロントローディングタイプでしたが本機はその後に変更されたトップローディン式。
ドライブは当倍速タイプで倍速を採用していた他社と比べるとローディングに時間がかかるのが難点です。ゲームの途中にもローディングが発生し中断してしまうのがCDーROM版の欠点でその後倍速タイプが発売されましたが本機はなかり待たされます。
コントローラ自体もしっかりと出来ていて、初代のコントローラーはファミコンやセガのようなカーソルはフニャフニャの感じはなく操作感も十二分でした。本機からはゲームパットにコストダウンされてしまったことが残念でしたが入力時のメカニカルな音(カチ)と手触りは良く、8方向型パットも使い易いです。
CPU: MC68000 12MHzで作動
副プロセッサ: ザイログ Z80 4MHzで作動
スクリーン上の同時発色数: 4,096色
表示可能な発色数: 65,536色
解像度: 304 x 224
最大スプライト: 380
スプライトサイズ: 1 x 2 ~ 16 x 512
キャラクター容量: 64Mbit
最大背景画面数: 3画面
サウンド機能: CD-DA1音・ADPCM 6音・PSG 3音・FM 4音・ノイズ 1音
ネオジオはアーケードから派生としてシューティングとアクション系のゲームが面白いです。しかしCD-ROMを入れてからゲームが始まるまでにソフトによっては1〜2分程度の待ちがあるのが欠点で特に格闘系はキャラを変えるたびに待たされます。
いくつかゲームを立ち上げてみました。画面はシューティング系のソニックウイングス3。この時代のデバイスはCRTでプレイするのが普通でした。
ASOⅡ。これもシューティング系
有名なゼビウス系の縦スクロールシューティングゲーム。なかり難しい。
龍虎の拳
初期の対戦型格闘ゲーム
本機はS端子出力があるためLCDに接続しても良い画像でプレイできます。
当時は結構ハマってプレイしていたパルスター。
グラディウス系の横スクロールのシューティングゲーム。グラフィックがなかり綺麗です。
サムライスピリッツ。
これは有名なゲーム。
本機はゲームクオリティは高い野が特徴でした。またSNK作品は他の家庭用ハードには移植しないポリシーを持っていた。しかしながらハードウェア上の欠点(ローディングの長さ)やハードウェア専門メーカーであるためが故にソフトウェア(ゲーム)面で任天堂、セガ、そしてSONYに水をあけられてしまいました。
またゲーム自体も2D構成から3Dなど多極的な要素もあり残念ながらメーカーは消滅してしましましたが特に格闘系2Dゲームは特化している最高デバイスでした。これは最近発売されたネオジオミニが物語っているのも皮肉なものです。
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