PEG-N700Cから音楽機能を省いたエントリーモデル
ベースはN700Cと変わりませんが発売時期の関係もありOSがPalm4.0にバージョンアップしている。
N700C と並べてみましたが外観も大きな違いがない
正面左側。ソニー特有のデバイスのジョグダイヤル。BACKボタンが追加され、ひとつ前の操作に戻る操作が可能となりました。
唯一の違いが音楽機能が省略されているため左側のヘッドフォン端子とHOLDボタンはなくなっていた。(上がN700C )
上部。メモリースティックスロット、赤外線ユニットとスタイラスペンが収納されています。
ただソニーデバイスの目玉の1つの音楽機能(ATRAC3)が省略されていたのでビジネスモデル?を意識したモデルだった。
このOSのバージョンアップによりデバイス全体のレスポンスが改善されているので大きな点でした。のちにN700C もバージョンアップしましたが一部機能が制限されていました。
したがってN700Cから採用されたハイレゾ表示(320×320ドット)はOSの恩恵もありレスポンスもよくサクサクと動いてくれる。
またこれもOSの恩恵ですが従来256色(8bit)までだった表示色数が最大6万色(16bit)と表現力もUPした。この時期のLCD(フロントライト搭載の反射型TFTカラー液晶パネル)の視界性はそれほどいいもではありませんが初代のS500Cと比べると大分改善されています。
このモデルからメモリースティックにインストールが可能となりアプリケーションを直接実行できるようになった。
本体スペックは
OS:Palm OS 4.0
CPU:Dragonball VZ-33MHz
メモリ:8MB
表示:320×320ドット/6万色
液晶:フロントライト付き反射型TFT
本体サイズ:71(W)×118.5(D)×16.8(H)mm
重量:約160g
バッテリ:リチウムポリマ充電池
バッテリ駆動時間:約15日間
このモデルはN700Cのコストを抑えた低価格機という感じが強かったがデバイスレスポンスも含め機能性と操作面でも高い完成度のモデルでした。
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