PC-2001 (NEC) 1982年

PC-2001 (NEC) 1982年 標準価格59,800円
NECが初めて出したハンドヘルドコンピューター。

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本体はハンドヘルドコンピューターというよりポケットコンピュータと表現したほうがわかりやすい。

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特徴はBASICがPC-8001の標準であるN-BASICに親和性が高いのは特徴。しかしホビー用(ゲーム等)はハードウェアの制限によりそれほどメリットがなく、PC-8001のゲームが動くわけでもないので、あくまでビジネスレベルでの互換性を売りにしていたと思います。

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PC-1211(ポケットコンピューター Sharp 1980年)のようにいちいちプログラムの実行にモードを切り替えなくても実行が可能。ファンクションキーやテンキーも付いているフルキーボード。

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メモリの当時のポケコンと比較すると容量が多い。(RAM 8KB、ROM 20KB)

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PC-8001/PC-8801との連携するためにRS-232Cを標準装備。画期的だったが2本のケーブルをジョイント接続するのでコスト(ケーブル代)は倍かかる。カッセットインターフェイスやプリンターのインターフェースも標準装備するてんこ盛りPC。本体左側は拡張スロット。かなりの面積を占めています。

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右側は、カセット、シリアル、電源、ボリューム等のインターフェース

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背面はプリンターインターフェース。

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通常の単三電池4本で稼働するのは便利。

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LCDの表示が40キャラクタ×2ラインしかなく、下1列はファンクションキーが表示されるので実質1列ではPCのプログラムを走らせても限界があるし、電卓代わりにはサイズがでかい。

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本体スペックは
CPU:μPD7909(8ビット)
RAM:8KB(オプション増設RAMのPC-2006で増やすことも可能)
LCD: 40キャラクタ×2ライン +カーソルエリア(5×1ドット) 文字表示数 40×2文字+カーソル用のセグメント(文字構成:5×7ドット)
言語: N20-BASIC
音源:BEEP音 BASICで31音階までサポート
その他 専用コネクタだがRS-232C、データレコーダ、プリンタインタフェイスを搭載!
大きさ(W×H×D) 225×130×32mm 690g(電池含む) 定格消費電力:0.1W
オプション PC-2006(8KB増設RAM)

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いつもの簡単なベンチマークです。MZ2000の紹介から始めました。
5 TIME$=”000000″
10 A=0
20 For I=1 to 10000
30 A=A+1
40 NEXT I
50 PRINT A
60 PRINT TI$ 

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結果は4分13秒で歴代最下位。こんなに遅いはずではないと思いますがまた検証してみます。
PC-2001     4分13秒 μPD7909
FM-8        23秒 MBL68A09(4.9152MHz)
FM-7        14秒 MBL68A09(8MHz)
PC-8201      47秒 80C85(2.4MHz)
PC-286BOOK     4秒 80286(12MHz)
MZ-2500(2000mode) 26秒 Z80A(6MHz)
MZ-2000   26秒 Z80A(4MHz)
MZ-80C    50秒 Z80A(4MHz)
HC-20   1分35秒 日立製 6301 614kHz

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本機はN-BASIC(N88)との親和性やRS-232Cによる接続などでPC-8001/PC-8801との連携を意識したコンセプトのマシンです。
しかし拡張性を意識した拡張バスロット等のインターフェースを搭載するために本体サイズが大きくなり、本来の互換性と持ち出すことが容易にできないマシンになってしまい非常に中途半端でした。(下はPC-1211:SHARP)

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これ以降にPC-8201やHC-20:EPSONが発売され、ハンドヘルドコンピューターというカテゴリーが確立しましたが、本機はハンドヘルドコンピューターというコンセプトを持った初期(試作)のマシンでありました。

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