VGN-TZ93S、TZ72B (Sony) 2007年
より薄く軽く、高性能にシェイプアップされたモバイルVAIO
初代505から10年が経ち、記念モデルとして当時のソニーが培ってきたモバイル技術を投入したモデル。
購入するつもりはそれほど無かったんですがヤフオクで2,601円で入札。 ( VGN-TZ93S)
箱入りでしたので開封していきます。
本機を購入する動機の1つが付属品も含めて全部入りだったこと。
取説、電源、その他の付属も入っていました。
本体もそれほど傷も少なくいい感じでした。
キーボード周りは使用しないで大分経過している感じで埃が溜まっていたのでエアシューター後に取り除けないものは1つづつ取り除いていきます。
電源は本体ヒンジ部に配置されていて、VAIOデザインの1つです。購入したのはVGN-TZ93S(市販モデル)
この頃のVAIOのヒンジ部は内部にLEDが設けられていて起動している時には緑色に点灯し、スリープ中はオレンジ色に点滅するなど凝ったギミックの1つでした。
天板部も見た目もシンプルで軽量で強度の高い炭素繊維しており質感も高いです。
起動してみました。リカバリーしてあるようでVISTAの初期画面が起動しました。
CPUは超低電圧版Core 2 Duo U76001.33GHzでそこそこ。メモリは上限の2GB
TZシリーズは自分でも購入したモデル(VGN-TZ72B)があったので持ち出してみました。
このTZシリーズは初代505のコンセプトをもう一度見直し、薄く、軽量でかつデザインを一新したモバイルVAIOでした。(写真はTZ-72B)
ヒンジ部もVAIOと一目でわかるデザイン
筐体の薄さも初代と同等に設計されています。
フロント部はAVモード、Wifiボタンが配置されています。
天板部は軽くて強度の高いCFRP(炭素繊維)を採用
パネルを開くと初代505を彷彿とさせるラッチレスデザインでシンプルで美しい。
キーボードパネルとキーボード、パームレストが一体化したデザインも特徴。
非接触のFeliciaポートは時代を早く読み過ぎた。キャッシュレス時代になってからこそもっと使い方があったような気がします。
スライドタッチパッド。クリックボタンの中央には指紋センサーが搭載されていた。
キーボードはキーピッチは約17mm、キーストロークは約1.7mmあり、タイピングはし易い。
正面左側はUSB 2.0×2とモデムやLAN、IEEE 1394がカバーで覆われている、そしてExpressCard/34スロット。
電源コネクタ部分。見た目のデザインを重視している。
電源スイッチは本体ヒンジ横に配置されている。こちらもデザイン重視でいい感じです。
右側はDVDスーパーマルチドライブ搭載、外部ディスプレイ(15pin-D-sub)、地デジアンテナ端子。
OSはVista。解像度は366×768ドット表示対応の11.1型ワイド液晶を搭載。LEDバックライトで明るく鮮やかな表示を実現しています。
液晶上部に31万画素カメラ「MOTION EYE」を搭載、Webカメラとして利用できる。
正面左側。ヘッドホン出力、マイク入力、メモリスティックスロット、SDメモリカードスロット。
今回購入したVGN-TZ93S
スライドタッチパットは指紋センサーなしの標準型。
キーボードも状態はいい感じです。
スペックはどちらもそれほど変わりませんがVGN-TZ93SはCPUクロックが1.33GHzと若干高く、ワンセグは未搭載。
余計なアプリケーションもなく、VGN-TZ73Bよりキビキビとレスポンスは本機のほうが良いです。
初代505と並べてみました。
パネルがワイドになっている分、若干TZシリーズのほうが横に長い。
厚さはそれほど変わりません。
初代505はWindows95でした。
CPUはMMXPentium133GHz
505から派生したtypeT シリーズは本機以前からありますが、従来のモデルは多機能・多目的など様々な要因を満たすために肥大化していましたがこのシリーズは初代505のコンセプトを再度見直し、高性能、多機能でありながらスリムで軽いモバイルVAIOでした。
コメント
MMXPentium133GHz…
さておき
クロックがちょうど10倍というのは並べると感慨深い感じですね。
クロックは10倍以上、マルチコア化など進化するCPU。それに見合ったソニーらしいVAIOデザインの進化も期待したいところです。