PCG-R505R/GK 2001年

vaio
VAIO PCG-R505R/GK (Sony) 2001年
 
初代505がハイスペック化されドッキングステーションに接続可能な505。 
コンセプトはドッキングステーションを着けたまま持ち歩けるようなスタイルとデザインのVAIOですが。
残念ながら偏光フィルムの劣化が見つかりパネルを取り替えることにしました。 
分解
本体背部のネジをすべて外します。ヒンジ部分のネジだけサイズが違います。
手前のポインティングデバイス部とキーボードが外れます。ポインティングデバイス部のフレキシブルケーブルは無理矢理剥がすと端子部のプリントが剥がれデバイスとして認識しなくなるので要注意。(できれば外さないほうがいい) 
特にマザーボード部が弱く。上手く外さないとプリント基板が剥がれると同サイズのものを用意してもダメでした。
キーボード部は外します。右側はメモリ(PC100) 、左はCPU部。後期版(PCG-R505X/PD)は構造が異なるので注意。 
本体カバーを外すためにネジ2カ所を外します。その際に中央のコネクターと電源コネクターも外す。 
ヒンジ部のカバーを左右外します。 
サイドカバーを外します。フックで止められているのでマイナスドライバーで慎重に外していきます。ここの構造も 後期版(PCG-R505X/PD)の場合はネジが右2カ所、左1カ所が止められています。 
左のサイドバーを外します。ここが独自の放熱機構である「サーモダイナミクスエアダクト」
本体カバーが外れます。 
液晶部のコネクターを外します。(このコネクターも後期版(PCG-R505X/PD)は異なります。) 
コネクタージョイントのネジを外します。 
液晶部のアースも外します。 
正面右側のモデムモジュールを外します。 
モデムモジュールを外しヒンジネジ1カ所を外します。左側も1カ所外すと液晶部が外れます。 
液晶部はサイドのネジ4本を外し、プラスチックのカバーを外すだけでパネルを交換できます。パネル自体は前期/後期とも同じタイプ。コネクターのみが形状が異なります。 
ハードディスクはIDEタイプでネジ1本外すだけで交換できます。オリジナルはなかりモーター音がうるさいので交換しました。 
ビネガーシンドロームを発症したPCの液晶部です。 
予備機の液晶と入れ替えます。 
あとは仮止めして起動させてみます。 
偏光板が劣化し化学変化いる部分をカッターを使って剥がしていきます。(かなりの力と根気が必要です。) 
このタイプは糊の癒着が酷くないため20分位で全て剥がれました。(VAIO C1のパネルは糊の粘着が凄くて大変です)偏光板が剥がれた状態。液晶のガラス部に残っているのは糊。 
よく見ると非常に醜いのと酢酸臭が強烈です。マスクは必須で室内で行う場合は窓を全開にしないとすごい匂いが部屋中蔓延します。 
糊を全て取り除いた状態のパネル。40分位かかります。この後偏光板を張り直せば完了ですがこのサイズの偏光板は1枚が5,000円位するのでコストを考えると微妙です。中古のR505を購入しパネルだけ入れ替えた方がコストと手間が違うためパネルだけ保存することにしました。  
完成したVAIO R505ですが、当時としてはインテルSpeedStepテクノロジー対応モバイルPentiumIIIプロセッサー850MHzを搭載し、独自の放熱機構である「サーモダイナミクスエアダクト」を採用しており、優れた放熱性能を実現しながらスリムなボディを実現していました。 
筐体は角張ったデザインから曲面を強調したデザインに変更された505。筐体は従来通りマグネシウム合金。 
残念ながらジョクダイアルが廃止され、パット部にセンタージョグとして搭載されました。機能的にはマウスのホイール機能をスや、ジョグダイアルと同様に各種メニュー項目をジョグの上下回転により移動しジョグ押下で選択できるユニバーサルメニューセレクト機能、ランチャー機能を搭載。センタージョグを1秒以上押し続けると1つ前の階層に戻れるバックボタン機能を持っていました。 
キーボードが大型化により初代505よりかなりタイピングはし易い。 
正面左側、PCカードとメモリースティック、USB、電源などが配置されています。ここも直線的デザインから曲面が上手く処理されています。 
左側、主要な各端子が並びます。。 
OS:Microsoft Windows 2000 Professional 
CPU:Pentium IIIプロセッサー 850MHz 
キャッシュメモリー:(1次/2次) 32KB/256KB(CPU内蔵) 
チップセット:Intel 815EM 
メインメモリー:標準/最大 SDRAM128MB/256MB 
システムバスクロック 100MHz 
拡張メモリースロッ:(空き) SODIMM スロット×1(1) 
グラフィック:アクセラレーター Intel 815EMチップセットに内蔵 
ビデオメモリー:最大11MB*2(メインメモリーと共有) 
液晶表示装置:12.1型、XGA(1024×768ドット)対応、TFTカラー液晶 
表示モード:1024 ×768(最大約1677 万色)
外部:ディスプレイ出力 1400×1050(最大65536色)/1280×1024(最大約1677万色)/
ハードディスク:約20GB(Ultra ATA)(C:約12.0GB/D:約8.0GB(出荷時)) 
ドライブ CD-RW/DVDドッキングステーション
CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ
外部接続端子
 USB×2 、i.LINK(IEEE1394)端子 S400(4ピン)×1 
 ネットワークコネクター(100BASE-TX / 10BASE-T)×1 
 モデム用モジュラージャック×1 
 マイク入力(モノラルミニジャック入力)×1 
 ステレオヘッドホン出力×1 
 外部ディスプレイ出力端子×1 
 ドッキングステーション用端子×1 
 マジックゲート対応メモリースティックスロット×1 
 PCカードスロット TypeII×1、CardBus対応 
オーディオ機能 ウィンドウズサウンドシステム互換、
ステレオスピーカー 
内蔵FAX/モデム 最大56kbps*6(K56flex/V.90)/最大14.4kbps(FAX時) 
消費電力 約36W(バッテリー充電含まず) 
本体外形寸法
(最大突起部含まず) 幅279.5×高さ23.0(手前・最薄部。後部は29.3)×奥行239mm 
質量 約1.7kg(バッテリーパック(L)搭載時)
スペック的にはWindowsXPでも問題ありませんでした。 
本機の最大の特徴でもあるドッキングステーション。内部でIEEE 1394接続になっており、ホットスワップにも対応。ドライブからのブートが可能。 
このドッキングステーションとの接続によりシリアル、パラレル、USB×2、IEEE 1394、ミニD-Sub15ピン、FDD、コンボドライブとデスクトップ並みの接続端子が利用できました。
当時の505の進化はハイスペック化と巨大化へ進んでしまい、このRシリーズは更にドライブ一体型のVシリーズへと変化した後、505は終焉となってしまいました。 
このVAIOロゴの彫り込みも見ているだけも当時はときめきました。 
この505コンセプト。後半は残念ながら本来のものとはかけ離れたものとなりましたが他のシリーズでモバイルVAIOのコンセプトは引き継がれたのが救いでした。 
 
【catalog】

コメント