DENONが発売したCDプレーヤーの初号機。ジャンク品から復活して2週間ほど動かしていますが動いているので使用感も含めてまとめました。
本機はLo-D(日立)と共同開発されたものでカラーリングが異なるだけで同じ機体。
デザインは当時主流だった縦型ローディング形式でディスクユニット部がセンターにあるのが特徴。他の初号機と比べると、横幅が短く、その分立幅が高い。
デザイン的には黒を基調としているためDAD-1000より締まって見える。
ローディングは縦ローディングで中央のポケットから入れるタイプ。
OPEN/CLOSEボタンを押すとローディングポケットが開き、上部からディスクを入れ、再度ボタンを押すとディスクを下げながら同時に蓋が閉じる縦型自動ローディン式。
情報系は左側に配置されている。現在の曲を示すロケーション・インジケーター、演奏時間の表示、そして何曲入っているかが表示される。
右側には特徴的な縦に細く配置されているプログラム・セレクトボタン。
更に右側に大きなPLAY、STOP、DF,FFなどの大型のボタン配置も特徴。
背部。ピンジャック2系統とシンプル。
本体スペックは
チャンネル数:2チャンネル
周波数特性:5Hz~20kHz ±0.5dB
ダイナミックレンジ:90dB以上
SN比:90dB以上
高調波歪率 0.03%以下
セパレーション:85dB以上(1kHz)
ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.Peak)以下
演奏時間:60分/片面(最大75分まで可能)
直径:120mm
標本化周波数:44.1kHz
量子化数:16bitリニア/チャンネル
伝送ビットレート:4.3218Mb/秒
方式:対物レンズ駆動方式光ピックアップ
対物レンズ駆動方式:2次元平行駆動
光源:半導体レーザー
波長:790nm
出力電圧:2.0Vrms
電源電圧:AC100V、50Hz/60Hz
消費電力:24W
外形寸法:幅320×高さ145×奥行234mm
重量:5.6kg
本機も含め1世代目のCDプレーヤーは各社とも手探りの状態でプログラム選曲(ランダム選曲)などには若干の差はあるもの機能的にはそれほど違いがなく音質的にはデバイスの違いであり、Lo-DとDENON、KENWOODとAUREXは同じデバイスなのでSONY、MARANTZ、PIONEER、NECといったところが自前で作っていました。音質的には高音域がはっきりしていて低音は若干弱い感じですがハイレゾ音源を聞く機会が多くなりそれらと比較してしまうとどうしてもレンジの狭さを感じさせられます。
関連記事 1世代 CDPlayer
CD-63(Marantz)
P-D1(PIONEER)
CDP101(SONY)
SL-P10(Techinics)
L-03DP(KENWOOD)
XR-90(Aurex)
CD-803(NEC)
CD-1(YAMAHA)
DAD-1000(Lo-D)
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