CDP-X555ES CDプレーヤー (Sony) 1989年 標準価格89,800円
本機はSonyのESシリーズの中級機。
現在主流のセンタートレイ方式になっていないタイプです。このタイプまでESの5シリーズは局選択の20キーが特徴でした。
外観は、ESシリーズ特有のデザインで直線を基調としたデザインで気に入っています。バブル期のコストをかけた機種だけあって高級感があり、しっかりと作られています。この1990年前後の機種が一番部品等にコストをかけ、質にこだわった機種が多かったと思います。
これも当時のソニーの特徴でしたがディスプレイ部には20曲ミュージックカレンダーがあり大24曲のプログラム演奏機能を持っていました。
トレイ部はゴム素材のバンパーがあり、ディスク収納時の気密性を向上させるためのアコースティックシールドが搭載されていました。
デザインは当時のソニーらしいデザインで大型ディスプレイに操作系のボタンを中央に配置して20曲がダイレクト選曲できる20キーも特徴。
中央には操作系のボタンがあり、下部にはカスタムエディット、カスタムファイル、カスタムインデックス機能の各種ボタン。
本機の仕様は
ハイデンシティ・リニアコンバーター・システム 大容量トランス2個搭載 L・Rch独立のツインモノ構成オーディオ回路サイズ
周波数特性:2~20kHz ±0.3 dB 信号対雑音比:115 dB ダイナミックレンジ:100 dB チャンネルセパレーション:110 dB
W470×H125×D375mm 重量 12.5kg
裏面はシンプルでアナログ出力と光デジタル出力のみ。
音的には、今のコストダウンしたCDプレーヤーの電電と違い、コストをかけていて強力であり音にもパワーを感じます。
発売はちょうどバブル期末期でミドルレンジのマシンですがそれなりに物量投与されたマシンだと思います。
音質は低音から中音域がしっかりと出ていますが解像度の高い音質ではなく太めおとなしい音です。本機の特徴でもあるハイデンシティ・リニアコンバーターシステムで高いダイナミックレンジを達成し、癖の無い音質を奏でてくれます。
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