MZ80B(Sharp) 1981年 標準価格278,000円
私が親から買ってもらった2台目機種です。Bはビジネスの略だそうです。
従来のMZ80シリーズと同様、「クリーンコンピュータ」仕様で、言語をカセットからロードするタイプです。
本体スペックはZilog社Z80A(8bit)4MHz RAM 64KB ROM 2K
ディスプレイグリーン10インチ40桁×25行・80桁×25行(2モード可変)
キャラクタ・フォント/8×8ドットマトリックス/キャラクタ
グラフィック(320×200モノクロ)V-RAM GRPH I・V-RAM GRPH II(各8k・オプション)
記録媒体 フルロジックコントロールカセットデッキ(モニタープログラムからLOADを入力すると自動に読み込んでくれます。
データ転送方式/シャープPWM方式、データ転送速度/2000ボー、コントロール/ソフトタッチキー(FF・REW・STOP・EJECT)、
ソフトウェアコントロール(READ・WRITE・FF・REW)
当時はRAMが非常に高価で、標準ではGはRAM入っていませんでした。この機種は320×200を2ページ搭載できました。
が、とても高くて(39,000円/1枚です。)1枚しか買えませんでした。
内部へのアクセスは背面のネジを外すとアクセスできます。↓がG-RAMです。
デザインは先進的でかなり気に入っていました。
この機種からグラフィックが使えたのでBASICやマシン語のダンプリストをよく打ち込んでいました。
電源を入れると、自動的にカセットが開き、テープを入れると読み込み始めます。
こんな感じでBASICが起ち上がります。
ゲームはカセットから、ギャラガはマシン語なので、MON↓でL↓でロードが始まります。
BASICを一生懸命打ち込んでいました。RUN↓で起動します。
ソフトウェアのパッケージはカセットからです。FD(5インチ)もオプションでありましたが、とても手が出ませんでした。
コメント
懐かしいです
MZ2000が発売される事を知らずに、その直前に80Bを
買ってもらいました
I/Oや ベーシックマガジンを端から端まで読み漁りました
特段、パソコンに興味があった訳では無く、ゲームが大好きで
無理を言って278000円で買ってもらいました(笑)
雑誌に投稿されているプログラム(機械語)をワクワクしながら入力したのはいい思い出です パックマン等
ハドソンのソフトは高価で買えませんでしたが楽しめました
一番覚えているのは、自分の声をカセットに録音し、データとして読み込み、80Bで再現するソフトです
ビープ音のビットを立てて、機械性能一杯の高再現性に感動しました
中2から中3の頃の楽しい記憶が鮮明に蘇りました ありがとう
80年代のマイコンは各社個性があって楽しい時代でした。
私もI/O,ベーマガなどからひたすらダンプリストを打ち込んでいました。
毎月に新しいゲームが投稿されるのを楽しみにしていた時代が懐かしいです。
80BはZ80A/4MHzノーウェイトと当時としては高速でRAMも64KB使用でき、デザインもPC未来を予感させるような斬新なものでした。
標準化が進み、個性がなくなったのは残念ですが、当時は現在の高速ネットワークやPCの高性能化、コンテンツのサブス化などはとても想像できませんでした。
PCなどのデバイスやソフトウェアの価値観が変わってしまったことが残念です。
古いPCは経年劣化もあり最近はビネガーシンドローム(VAIO)とコンデンサ抜け(PC-98)の修理に追われています。