MZ-2520とMZ-2531 

Sharp(MZ,X1,X68000)

MZ-2520とMZ-2531
コンセプトが異なる2つのMZ-2500

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2台並べてみました。MZ-2531はホビーをターゲットとし、MZ-2520をビジネスを意識した作り。

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FDも2531は大きめですが2520はスリムタイプ

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MZ-2500の特徴と1つのボイスレコーダー。また従来のMZ-80BやMZ-2000(2200)のテープメディアも読んでくれます。レコーダー自体はステレオなので音楽再生も可能でした。また留守番電話としても利用が可能でありました。2520はシンプルなデザインでこのデザインはMZ-2800まで引き継がれます。

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これも特徴の1つカンガルーポケット。結構壊れやすい。2520はシンプルでVOLIMEとJOYSTICK端子が前面に。

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2531はキーボードとマウス端子が正面にあり、側面はスタンド。2520は縦置きを想定していないためか側面に。

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2531にはボンネット部にはMZ-2500の刻印があります。2520にはなし。

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キーボードはコネクタの形状が若干異なります。

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電源スイッチはどちもら左側に設置。

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背部です。端子類の違いが分かります。

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映像出力系は2531はカラー/モノクロともデジタル/アナログの切り替えがあり、JOYSTIC端子もこちら側。2520はカラーのみ。TVコントロールがあり。

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2531はオーディオ出力や制御用のRS-232C(A,B)など豊富。

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どちらもアナログ出力(8pin)なので変換ケーブルでD-sub(15pin)にモニターによっては出力が可能。MitsubishiやNANAOのマルチスキャンディスプレイは可。

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2531は起動時にFDかCasseteかいずれかを選択します。M-25/S-25_BASICはFをSB-5520等のテープBASICはCを選択。

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M-25BASICを起動させてみます。

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せっかくなのでベンチも行いました。

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ついでにBASICのコピーを作成するためにユーティリティーを起動。

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さすがに2DDのFDなないので2HDを2DDでフォーマット。

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その後にコピーが開始されます。

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当時のゲームFDを開いてみます。

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蒼き狼、パックマン、ゼビウス、ギャラガ等です。

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久しぶりに遊んでみましたが当時のMZ-2500の処理能力は素晴らしいものだと思います。

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最後に2520で付属のアプリケーションを起動させてみました。

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当時のグラフィックのレベルがわかると思います。

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MZ-2531と2520は同じマシンながらコンセプトが異なるマシン同士でした。この頃はPCがホビーユースからビジネスまで利用用途が広がってきた時期でした。

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本機も非常に個性的で8bit機としては最大限にハードウェアを活かし、従来のゲーム中心から専用モデルフォン制御や通信用のターミナル、内蔵データレコーダーによる留守番電話機能など通信を意識した新しいコンセプトマシンだったと思います。

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