clie

ソニーがオリジナルのパーム社製のPalmOSを独自の機能拡張により高解像度のカラーLCD、デジタルカメラ、音楽機能などを盛り込んだ携帯型情報端末。
PalmOSのメリットはPCデバイスと比較しても商品電力が低く長時間使用に耐えられる使用でした。これにソニーは高速なCUPを作用しビジネスだけではなくエンタテインメントの領域もカバーしたデバイスでその優位性からスマートフォンが登場するまで個人の情報端末として大きく普及した。

2000年

PEG-S500

S300機能はそのままに液晶がバックライト付き“半透過型”のTFT液晶

PEG-S300

Palmにジョグダイヤル・メモリースティック・スロットを搭載。PalmOS3.5搭載

PEG-N700C

2代目CLIE。音楽再生機能(ATRAC3)とハイレゾ液晶はデータ閲覧には画期的。PalmOS3.5搭載

PEG-T600C

薄型化、FM音源搭載。音楽機能を省略したビジネスモデル。

PEG-T400

ビジネスユーズを意識しスリム化したモノクロハイレゾ版

2002年

PEG-T650

T600Cモデルチェンジ版。ニーズが高かった音楽機能を追加し、CUPのスッペックアップしたモデル載

PEG-NX70V

Palm OS Ver5.0に進化しCUPもインテルPXA250 200MHz

PEG-NX60

NX-70Vの機能省略版

PEG-NZ90

折りたたみ式CLIEに当時投入できるデバイスを詰め込んだフラグシップモデル。

PEG-SJ33

SJ-30の後継機。音楽機能が追加されCPUも66MHz

PEG-UX50

OSもPalmOS5.2搭載。PCスタイルで液晶部分が回転するスタイルは斬新的。

2004年

PEG-TJ37

PEG-TJ25の改良版、メモリが16Mから32Mになり、カメラが搭載され、音楽プレイヤーとしても利用可能だった。

PEG-TH55

PEG-TJ25の改良版、メモリが16Mから32Mになり、カメラが搭載され、音楽プレイヤーとしても利用可能だった。

PalmTop PTC-500

1990年
手のひらサイズの全く新しいパーソナルなコンピューター

2001年

PEG-N600C

PEG-N700Cから音楽機能を省いた下位モデルだったがOSはPalmOS4搭載

PEG-N750C

PEG-N700CをMP3対応がされた。PalmOS4にアップグレード

PEG-NR70

折りたたみデザインで初めてQWERTYキーボード搭載を搭載した新しいスタイルのCLIE

PEG-NR70V

カメラ付き

PEG-SJ30

カジュアルスタイルコンセプトにしたCLIE

2003年

PEG-TG50

スタンダートスタイルにハードウェアキーボードを搭載したスリムなCLIE

PEG-NX80V

NX70の後継機、キーボードはバックライト付きに進化。

PEG-NX73V/E

NX70Vからデザインが進化した70シリーズ

PEG-TJ25

デジタル手帳のコンセプトで手帳の置き換えをねらったモデル

PEG-VZ90

最終モデル。480×320ドット表示対応3.8型のカラー有機ELディスプレイを搭載し、動画や写真の閲覧に特化したCLIE。PalmOS5.2.1搭載

CLIEの終焉
PDAとして進化続けたCLIE。Palmデバイスを進化させ高解像度化、カメラ搭載、音楽再生機能、キーボード搭載、映像ビューアなどへ進化していきましたが時代はネットワークとの共存とそれに対応できるOSの必要性でした。これはCLIE自体の設計よりPalmOS自体のアーキテクチャが時代のニーズに耐えられなくなったことが現実だと思います。
ソニー提案したCLIEデバイスは現在のスマートフォンの原型をある意味提案し端末を常に携帯するスタイルを確立したデバイスだったのはないでしょうか。
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