Jornada 680 (HP) 1999年 標準価格 138,000円
HPのハンドヘルドPC。HP製はHP200LXから2機種目。200LXがDOSベースであったものがWindows CE H/PC Pro 3.0を搭載しています。
デザインはJornada特有のもので青を基調とした直線的でコンパクトなデザインであり、凝縮されたメカが詰まっているような感じで私は好きです。
サイズは189×95×34mm、重さは510gで非常にコンパクトで一応タイピングができるハンドヘルド機。200LX では文章のタイピングは難しいが非常に軽い(312g)ため、ポケットに入る重さではないため評価は難しいです。但しPoketWordで長時間のタイピングは難しいです。
特徴なのがCFカードとPC カードを2つ搭載している点、WindowsCEの場合どうしてもCFカードをデータ記録用として使用するためPCカードがあると非常にありがたい。特にCFスロットは跳ね上げ式で凝った作りになっている。
本体の正面にはボイスレコーダー機能があるため、録音/再生、早送り/巻き戻しボタンがあり、閉じたままでも録音が出来ます。
液晶は640×240ドット、64,000色表示のSTN。シグマリオンと比べると照度は弱く表示品質は落ちます。タッチスクリーンとなっており、ポインティングデバイスを兼ねている。キーボードは200LXで採用されていたいわゆる消しゴム型キーボードから、キートップが普通のプラスチックのキーボードとなったことからタイピングができるPCになった。
また、画面右にタッチ式のショートカットがあるのは便利。
本体スペックは
CPU:SH-3 133MHz
液晶:バックライト付き640×240ドットSTN、64,000色
メモリ:ROM 24MB、RAM 16MB
PCカード:Type2×1
コンパクトフラッシュ:Type1×1
ポインティングデバイス:タッチスクリーン
外形寸法(幅×奥行き×高さ):189×95×34mm
重量:510g
スタイラスはシグマリオンと比べるとしっかりとした作りである。
本機の発売1年後に出たシグマリオン(Docomo)と比較すると奥行きが若干短くコンパクトな印象です。
晶の照度はシグマリオンのほうが明るくコントラストがしっかりしていて見やすい感じです。
私はこの時代のHP(HP200LXやJornada680)は非常に個性があり好きでしたが、これ以降ビジネス色の強いPCが多くなり個人的に関心がなくなりました。HP製品はHP Mini2140を購入するまで10年ほど使うことがありませんでした。
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