CA-X7 サラウンドプロセッサー(PIONNER) 1982年 39,800円
プライベートシリーズのオプションでしたが私は大分後になって購入、そのまま実家に置いてありましたがダブルカセットデッキ(CT−X8W)といっしょに持ってきました。
パイオニアの80年代シェルフコンポーネントプライベートシリーズのサラウンドプロセッサー。デザイン的にはプライベートシリーズに準じたゴールド色の筐体 3
本体左側には7素子グラフィックイコライザー搭載が配置されています。
60Hzから15kHzまで周波数の調整ができ高音から低音まで、7つの帯域のレベルコントロールができました。イコライザーは部屋のリスニングの音場補正をはじめ、楽器やボーカルの表情を表現できました。
周波数キーを1つずつ上下さえると、聴きたい楽器やボーカルの音色をもっともクローズアップできるポイントが探し出せます。現在はなかなかイコライジングすることはなくなりましたが周波数別の特徴を当時を思い出しながら調整してみました。
60Hzは上げると、バスドラムが強調され、迫力サウンドが得られます。
150Hzは上げると男性ボーカルの力強さが強調されます。
400Hzはは上げると女性ボーカルの甘さが引き立ちます。
1kHzは上げるとギター音がクローズアップできます。
2.4kHはz上げると、管楽器の音がクローズアップできます。
6kHz,15kHzは上げるとシンバルなどの明瞭度が増します。
正面のパネルはイコライザーのチャンネル切り換えとエコーのチャンネル切り換えスイッチがあります。
当時は本格的なDSP(digital signal processor)は存在しなく、以前紹介したTechnics製のSH-8040 (Technics) も同様ですが音にエコーをかけることにより音に深みを加え、拡がりのある音づくりをしていました。 3327
その左側にはエコーレベルインジケーターとマイク/楽器入力
そしてマイク、楽器用の音量調整、パンポット(音を自由に定位できる)、入力レベルの切替とローカットスイッチ(150Hz以下をカットしボーカルをすっきりさせる)が配置される。
背部です。アンプ(A-X9)にダイレクトに接続できます。
本機はイコライザー機能とBBD電子エコーによって音場調整とミキシング機能を持ち合わせた自分好みの音を作れるデバイスでした。
私は当時唯一このサラウンドプロセッサーのみ購入できず、後になっての購入でした。
現在ダブルカセット(CT-X8W)を修理中(結構手間取っています。)でこれが直るとフルラインナップとなるので再度紹介したいと思います。
コメント