標準でメモリ2MB搭載したモデル。最初に購入したX68000ですがしばらく起動させる機会がなく放置しておいたらお約束通りに電源が入らない状態。
X68000自体は電源が持病のようなもので電解コンデンサの劣化はわかっているのですが交換するのが面倒でしたがヤフオクでコンデンサ一式を購入し重い腰を上げて入れ替えることにしました。
まず内部を開けてみます。背部のネジ6カ所を外すと両脇のカバーが外れます。
電源部のカバーを外したところです。以前もXVIの電源も修理したのである程度スムーズに進みます。
電源部。XVIと同じタイプ。FDのコネクターと電源コネクター(2つ)、HDD用を外していきます。
取り外した電源。分解していきます。 5391 5392
一見コンデンサの劣化がないような感じもします。
基板のパターンを見て愕然。前の所有者がいじったのかかなりひどい状態。
コンデンサは外しましたが交換する価値がなさそうです。
ここまでやったのでEXPERTは復活させたいので以前購入(20年前くらい?)しておいたATX用の電源接続キット(セミキット:MK-CC011 満開製作所)を使ってみることにしました。使う機会がやっと来ました。
取説がかなり詳しく書いてあるのでそほど難しい作業ではなさそうです。
キットの中身。
基板と電源用コネクター、コンデンサ2つと抵抗1つ、チップが1つ。
コネクター類は元の電源を流用するので切っていきます。
全て半田付けしてコネクターも付けて完成下状態。15分ほどかかりました。
ATX用の電源を接続して、スイッチを入れてみました。
本体のランプは点灯し、FDが動いている様子。
数分放置して大丈夫そうなので基板をしっかりと固定していきます。
満開製作所の作成らしく本体もきれいに装着できます。
本体スペックは
CPU:68000(10MHz)サブCPU:80C51(キーボードスキャン/テレビコントロール用)
IPL/BIOS ROM:128KB、キャラクタジェネレータROM:786KB
RAM:1MB(最大12MB)、テキスト用VRAM:512KB(ビットマップ方式)
グラフィック用VRAM:512KB(ビットマップ方式)、スプライト用VRAM:32KB、スタティックRAM:16KB
グラフィック表示:1024*1024ドット 4プレーン/512*512ドット 16プレーン
グラフィックス高解像度モード:768×512ドット、512×512ドット、 512×256ドット、256×256 ドット
FM音源:ステレオ8オクターブ8重和音同時出力
FDD:1MB 5.25インチFDD2基搭載(オートロード/オートイジェクト)
IF:プリンタI/F(セントロニクス社仕様に準拠)、ジョイスティックI/F(アタリ規格、2個)、RS-232C I/F、外部フロッピーディスクI/F、SASI I/FマウスI/F、テレビコントロール、アナログRGB出力、音声ライン入出力、イメージ入力端子
拡張スロット:2スロット内蔵
電源:AC100V50/60Hz 44W(待機時10W以下)
E重量:本体幅155×高さ363×奥行270㎜ 重さ7.7kg
再度電源とモニターを接続してみました。
キーボードとシステムディスクが手元にないため、ゲームでチェックしてみます。
FDを挿入し起動も大丈夫そうです。
ゲームをいくつか動かしてみました。
FDは2台とも大丈夫なようです。
本機自体はメモリを2MB搭載しているのでグラディウスなどの増設が必要なゲーム以外は大体起動することができます。X68000電源いつかは故障します。
コメント