手のひらにすっぽり。超小型Cyber-shot Uシリーズ Part2

カメラ
Cyber-shot DSC-U40 (Sony)  2003年
従来のスタイルから一新してフルモデルチェンジでより薄く、よりコンパクトでスタイリッシュなU40

従来のUシリーズはコンデジの中では手のひらに収まるコンパクトが特徴でしたがその反面が厚さが課題でした。 
当時のコンデジに求められていた薄さをフルモデルチェンジでより薄く、よりコンパクトでスタイリッシュのが本機でした。
前モデルのDSC-U30と並べても全てにおいて小型化され、筐体全体をさらに小さくまとめた感じです。サイズ的にも幅は2.2ミリ、高さは0.7ミリ、奥行きは3.7ミリ減少した。重さも89グラムが83グラムと軽量化されています。デザイン的には従来の丸みを帯びたデザインからさらに薄さと小型化されSonyらしいデザインになった感じです。 
スペック的にはCCDは1/2.7インチの210万画素。レンズは単焦点で33ミリ相当と若干広角気味なのが気になる程度。この凝縮されたボディにAF機構まであるのは良い点でした。 
正面はレンズカバーで覆われていてレンズカバーを開くと電源が入りますが、上部のスイッチからも起動します。

上部は電源ボタンとモード切替スイッチ、シャッターボタン。 
側面。初代から比べるとスリムになっています。 
撮影部は真ん中に初代から変わらない1チンチの液晶モニターが配置され。その下に横一列に4個のボタンが並んでいる。

システムのメニューはシンプル、本機は十字キーが無いため、使いやすいとはいえない。MENUボタンでメニューを表示して中央2つの上/下ボタンで選び、EXECボタンでパラメータを変更します。

この小型化には従来のメモリースティックからDuoに変更されました。
これもUシリーズの特徴ですがバッテリーは単4形電池×2本で駆動します。

自宅の周りを撮影してみました。(庭の色づいた椿、デッキ、秋空)現行デバイスと比較するのは無理がありますが画質は200画素モデルとしては十分なものでした。ただ1インチ液晶での撮影はフォーカスが合わず大変です。

初代モデルのDSC-U10と並べてみました。 
前モデルまではシャツのポケット入れると筐体が目立つものでしたが大分スリムになり気にならないサイズです。

このモデルはCCDの構造上の不良でリコールもあり、生存性が低いモデルです。本機は幸いにして撮影が行えるものでした。 
本機はある意味では従来のCyber-shotシリーズの集大成的なモデルでこれ以上のコンパクト化できないくらいまでブラッシュアップされた小型のデジタルカメラでした。

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