初代iPod (Scroll Wheel) バッテリー交換 追加

Mac
初代iPod:M8541 (Scroll Wheel) 2001年
 
【2025/07/18】追加
初代iPodで交換したバッテリーですがやはり容量が乏しくイマイチでしたがなんとAmazonで見つかりました。
 

前回交換したのが1000mAhでしたが今回のバッテリーは2200mAh。 

本体の殻割り用のヘラもへたってしまったので購入(ヘラ分解セット 携帯電話/液晶モニー/MacBook/iPad/iPod/タブレットなど 開腹用キット 5pcs)。

今まで本体の殻割りはプラスチック製を使っていました。金属製のヘラはキズが心配でしたが今回のスチール製のヘラが一番効率的に外せました。 

この面からヘラを使ってアプローチするのが上手く外れます。 

前回はここまで外すに1時間程度費やしましたが今回は10分前後で外れました。 3148

2200mAhタイプに交換。 

無事起動確認できました。 

改めて思いましたがメカニカルホイールは使い易く、操作に無駄がない。   

160×128のモノクロ液晶ディスプレイ、その下に5つのボタンが配置されたシンプルなデザイン 

搭載されていたブロック崩し。ホイールを左右に回してパドルを動かします。   3164

久しぶりにMacBook12inchを持ち出してきてiTunesとシンクロ。 

iPodは進化の過程でタッチセンサー式になってしまいましたがメカニカルホイールの操作感覚を再度味わうと、クリックホイール進化したのは非常に残念でした。このメカニカルホイール操作感覚はAppleデバイスの最高のインターフェースでした。 
 
 
 
音楽を持ち歩く。音楽の関わり方を一変させた初代iPod。 
購入から既に20数年が経過していて、久しぶりに電源をいれるとバッテリー?アイコンが点灯して起動しませんでした。 
おそらくバッテリー劣化によるエラーと想定され、バッテリーをネットと検索。さすがに20数年前のデバイスのバッテリーはなかなか見つかりません。オリジンル仕様では3.7V 1200mAhでしたが見つかりませんでした。やっと見つけたのがヤフオクでLi-Poバッテリー 303450 3.7Vボルト 1000mAh3.7V 1000mAh。コネクター部の互換性はないバッテリーです。 
iPodの分解は大変で非常に面倒くさい作業が続きます。プラスチック製ヘラでiPodのステンレス製パネルの間の継ぎ目にヘラを差し込みます。 
無理してヘラを入れると金属部が傷つくので注意が必要ですが力を入れないと開きません。 
iPodの上下を掴んで、強く押さえると隙間が生まれ効果的です。ヘラを差し込めたら継ぎ目に沿ってスライドし、iPodを固定しているフックを外して行きます。無理してこじ開けると折れるの注意。 
電源スイッチ部、ドックコネクタ付近に固定している2つのフックを外すとすべて外れます。 
今回使ったのは以前iPhoneの液晶を交換した時に付いてきたプラスチックのヘラと精密ドライバー。 
本体とステンレス製フレーム部が取れた状態。 
次にバッテリーのコネクター部を外します。   
バッテリーを剥がすと5GBのマイクロドライブが見えてきます。  
外したオリジナルのバッテリー。SONY製でした。 
オリジナルのマイクロドライブはまだ大丈夫そうなのでそのままに。 
オリジナルバッテリーからコネクター部を切断します。 
購入したバッテリーに接続し、半田してからシーリングします。  
本体に仮止めして電源を入れると起動しました。 
ディスクに入っている曲も再生できたのであとは元に戻すだけです。 
バッテリーサイズが小さくなったので若干スカスカな状態です。  
無事、バッテリーの交換が終わった状態です。 
無事、起動した初代いPod。当時のキャッチフレーズは「1000曲をポケットに」は今までの音楽再生のあり方を根本的に変えていきました。 
この時代携帯音楽プレーヤーはCDやMDプレヤー、そしてシリコンメモリータイプのプレヤーが主流でしたがメニュー操作ーをスクロールホイールで行え、大容量HDDを搭載し、Mac(iTunes)と音楽ファイルの同期が行えるデバイスとしては画期的でした。  
この初代iPod。今では少し大きめな筐体は特徴的なホワイトボディに液晶部と代名詞のメカニカルホイールが特徴です。 
裏面はステンレスの鏡面仕上げ。
また非常に傷つきやすいのが欠点ではありますが、日本の新潟県燕三条地域の職人の手で1つ1つ磨き上げられていることも話題となり、デザインに対するアップルのこだわりを感じます。 
ボディは白いパーツの上にクリアのパーツを重ねた、透明感があり変色もなく良い状態が保たれています。 
インターフェイス部。FireWireポート、ヘッドホンジャック、操作をロックするホールドスイッチ。DockコネクタはなくFireWire経由のみでした。 
初代はMacしか同期できないなど制約(Windows版iTunesが存在しなかった。翌年MusicMacth Jukeboxで対応はありましたが音楽を丸ごと持ち出すというコンセプトの携帯型音楽プレーヤー、そしてアップルの歴史の中の1つに残るデバイスの1つでした。

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