OASYS POKECT 2,3

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オアシスポケット2 1992年、オアシスポケット3 1994年  
OASYSポケット2、3ともデザイン的には似ています。2はグレイ色で3は大理石風?となり初代よりビジネス色が強くなりました。 
サイズは同じで液晶サイズも変わりません。  
キーボードは2はJIS配列で3は親指シフトキーボード仕様です。  
底部です。唯一違うのはオアシスポケット3には電源スッチがあることです。 
オアシスポケット2(富士通) 1992年
2代目は発売と同時には購入せず、だいぶ後になって手に入れました。 
2代目も電源を入れて見ましたが内臓電池が切れている状態なので前回紹介した初代と同様な症状。しかし2代目、3代目はシステム復旧が容易に可能です。「機能」キーと「(左)シフト」キーと「改行」キーを同時に押しながら電源ボタンを押すことでシステム復旧を行なってみたところ、普通に文字入力もできました。 
復活したPokcet2のメニューです。文書作成はメモ、通信、電卓、アラーム機能などもあります。 
2台目の筐体は初代よりデザインが変更されています。明るいグレー調のデザインです。デザイン的には初代のほうが気に入っています。 
機能的には初代を継承しています。ワープロ、データベース機能や、パソコン通信機能も標準で搭載されていました。 
左右のPCカードスロットには、データ保存用のS-RAMカードや専用のモデムカードも同時に差し込めました。スロットはPCMCIA互換の為、データーをノートPCでもDOSテキストレベルでは互換性がありました。
かな漢字変換は若干レスポンスが良くなっている感じですが、初代と処理速度はそれほど変化はありません。単文節では変換していけばなり快適でした。個体差だと思いますが2はキーボードが若干硬く、打感が違います。 
電源はACアダプターと単3乾電池で10時間以上の使用が可能だったのも特徴でした。 
オアシスポケット3(富士通) 1994年
3代目はMS-DOSが内蔵されたのが特徴のDOSマシン。
デザイン的には2代目とは若干異なる大理石デザイン?。 
当時はSRAMカードにシステムをいれ直接MS-DOS(日本語版Ver3.1 )を起動して使っていました。 
オアシスシリーズの特徴の1つはボディギリギリまで占めている横長液晶でした。反射式ハイコンストラスト液晶(ホワイトモード)16×16ドット 40字×11行(標準),80字×20行(縮小表示)とこのサイズでは十分な面積でした。バックライトはありませんでしたモノクロ液晶としては視認性は十分でした。 
また3代目はCPUも強化されμPD70320-8(V25プロセッサ)6MHzから80286互換8MHzにスペック的には向上しています。 
DOS環境の起動はスケジューラーに切替て左シフト+機能+ZでDOS画面になりプロンプトが表示されます。 
 
フリーソフトが使えたこととパソコン通信(この頃はnifty)用でした。通信カード経由で今では低速なアナログ通信を行っていました。
キーボードはワープロ専用機として使いやすく、優れていました。同時期のPT110(1995)やLibretto20(1996)、HP200LX(1994)と比較してもその差は歴然です。 
オアシスポケットは慣れるとフルタッチも可能です。
このオアシスシリーズも保管状況にはよってはビネガーシンドロームが発生します。私の所有するオアシスポケット3の一台は発生しました。オアシスの液晶で発生した場合は早めに対策をしたほうがいいと思います。
このシリーズは、OASYS Pocket2、OASYS Pocket3と進むにつれ、速度も容量も増し、カルク機能、スケジューラー等機能もつき、電池も長持ちする様になり、サイズは変わらず重さは軽くなりかなり洗練されたマシンに進化していきました。
このオアシスポケットシリーズの後、MS-DOSタイプのモバイルギア、そしてWIndowsCEを搭載したモバイルギアが発売され一気にモバイイルPC市場は拡大していきましたが、当時の富士通は先進性と技術力はかなりのものでした。
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