VAIO 505の後続機として紹介したVAIOZ505JX。前回(2020年8月)に紹介した時は特に問題なかったですが、R505を紹介するにあたって持ち出したらこのような状態です。

Z505はZ505CR/BP、PCG-Z505CR(未紹介)も所有しますが他2台は大丈夫でした。

ここのところ偏光フィルム交換とコンデンサ交換がメインとなっています。通常は本体から液晶パネルを取り外してから偏光フィルムを剥がしていきますが、段々面倒くさくなってきました。今回はパネルのフレームだけはずして行ってみました。

Z505はパネルの左右と正面に目隠しゴムを外すとネジが現れます。この写真は右サイド。左右のネジの位置が異なります。

左側。

正面上部に2カ所。

次にヒンジ部のカバー(左右)を外します。

液晶下部のカバーを外します。

ここにもネジ3カ所外すとこれで手前のフレームが外れます。


フレームをプラスチックのヘラでゆっくりと割らないように外します。

フレームが外れた状態。

あとはひたすらカッターか金属ヘラで偏光フィルムを剥がしていきます。

コツは偏光フィルムと糊の部分を一緒に剥がすことです。糊を上手く剥がさないと後で有機溶媒(糊剥がしスプレー)を使うときに大変です。

偏光フィルムと糊が剥がれた状態。糊がある程度剥がれると仕上げが楽です。


有機溶媒で糊を溶かし取り液晶ガラス面が綺麗になったので電源を入れて見ました。

余っていた偏光フィルムで確認。


液晶サイズに切り取りパネルに貼り付けます。

フレームを戻して完成。

古いPCの維持にはどうしても液晶部の劣化(ビネガーシンドローム)と電源(コンデンサ劣化)、インバーター不良(またはヒューズ切れ)は機種によってはメンテが必要になります。自分の所有するものはできるだけオリジナルの状態を保つことを今後も行っていきたいと思っています。

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