SonyのAndroidTabletの初号機 SGPT111JP/S
当時の最新プラットフォームTegra2(世界初のデュアルコアARM Cortex A9 CPU)とAndroid3.0を採用したハイスペックなタブレットでした。
デザインもソニーらしい上部のカメラ部から手前になっているくさび形の偏重心デザイン
手前側が薄く、液晶上部のカメラ側に向かって厚くなるくさび形デザイン。
意外と調剤間持っていても疲れない。これを側面から見ると本を折り曲げたようなデザインに見えます。
この部分はくぼみがあり正面からは側面のスイッチ、端子等が目に入らないようなデザインとなっています。本体右側は電源ボタン、音量ボタンがある。そのほか、このサイズのAndroidタブレットとしては珍しくストラップ穴もある。
microUSB、SDカードスロットはカバーを外して利用します。
背部は側面と同様に本を折り畳んだようなデザインになっていてSONYのロゴも見える。
前面のWEBカメラ部( 30 万画素)。背面カメラはHDカメラ(511 万画素)のスペックを持っていました。
起動させてみました。
ホーム画面はSONYらしいデザインと構成。
内部的にはAndoridOSver3.0。
Sonyらしいオリジナル機能でAV機器連携やDLNAでの接続が標準で可能だった。
ネットワークにつないでビデオプレヤーを起動するとNASやnasneのフォルダーを参照できます。
CPUはNVIDIAのTegra 2(1.0GHz)が搭載されていた、処理性能は十分高かったがHD動画の再生になると若干厳しい感じでした。
LCD部は9.4型と10型と比較すると若干小さい感じ。
解像度は1280×800でソニーらしくコントラストや発色がいい。
当時以外と便利だったのが赤外線通信機能を装備してあった為AV機器のリモコンとして操作が可能だった。SONY製以外も選択できBRAVIA以外にもレコーダー、AVアンプなどのが操作できました。また両側面にはスピーカーがあり、ステレオスピーカーを内蔵しています。
本体スペックは
O S:Android 3.1
CPU: Tegra 2 1GHzコア数 デュアルコア
メモリ: 1GB
記憶容量: 16GB 本体カードスロット SDカード
画面サイズ 9.4 インチ 液晶タイプ TFT
画面解像度 1280×800
背面カメラ HDカメラ 背面カメラ画素数 511 万画素
前面カメラ Webカメラ 前面カメラ画像数 30 万画素
フルHD動画撮影
Wi-Fi(無線LAN) IEEE802.11b,IEEE802.11g,IEEE802.11n
本体インターフェイス: microUSB バッテリー性能 スタンバイ:430時間
Wi-Fi 通信:6.2時間
ビデオ再生:6時間
オーディオ再生:31時間
センサー: 加速度センサー,ジャイロセンサー,光センサー
サイズ・重量:幅x高さx奥行 241.2×20.6×174.3 mm 重量 598 g
SONYらしくPS1ゲーム(みんなのGOLF)、AVリモコン、ギャラリー(写真)などオリジナルアプリケーションが豊富でした。
当時はiPad2とよく比較されてました。一番の違いはバッテリーの駆動時間で本機はWifi環境下のWeb閲覧が6.2時間でiPad2が10時間とかなり離されていました。
好みは分かれますボディがプラスチックなど若干チープな点もあり全体的な洗練度はiPad2だったかもしれません。PSをエミュレーションできる点はこれもSONYらしい機能でした。
本機はソニーらしいデザインと、独自の音楽再生やAV機器との連携が特徴のタブレットでした。このくさび形デザインは今見ると斬新でしたが当時はとちらかというと薄さに対しするニーズが強くコンセプトと求めているものが若干ミスマッチだったデバイスでした。
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