iMac SE「Blue Dalmatian」(ブルーダルメシアン)(Apple) 2001年
iMAC至上もっともカジュアルなiMac
iMacポリカーボネート製の筐体にさまざまなカラーリングを行っていましたが2001年に発売されたiMac SEモデルはこのブルーダルメシアンと以前紹介したフラワーパワーの2種類の柄物仕様として登場。
ブルーダルメシアン柄は特殊な製法によって筐体のポリカーボネートの内側から印刷が行われています。
ドットのグラフィックパターンは鮮やかで個性的。
本体上部のハンドル部。初代と比較すると透明度が上がっている。
正面は15インチのCRT。以外とこの角度が1番シンプルなデザイン。
左右にハーマン・カードンのスピーカー。内部ユニットが透けて見える。
ドライブはスリムタイプのCD-RW。スリムドライブは経年劣化でイジェクト不良になるため内部のベルトを交換済み。
初代iMacのブルー色の透き通った流線型のデザインは今でもインパクトがあります。
この頃のリンゴマークはカジュアルで立体的でした。 3409 3408
インターフェイス類。サウンド系にモデム、LAN、USB×2、IEEE1394ポート:400Mbps FireWire×2
本体スペックは
CPU:PowerPC G3 500MHz
O S:Mac OS 9.1
セカンドキャッシュ: 256K
メモリ:[標準容量] 128MB
タイプ: PC100 SDRAM 3.3V 64ビット 168ピン
標準HDD:40G
ドライブ: CD-RW
グラフィックコントローラ:RAGE 128 Ultra グラフィック(16MB)
出力仕様:XGA 1024×768(1,670万色)
サウンドコントローラ 16bit/44.1KHz
モデム:56K (単位 bps) V.90/K56flex
LANポート:10/100BASE-T
モニタポート:ミニD-Sub15ピン×1
USBポート: 2、12Mbps
IEEE1394ポート:400Mbps FireWire×2、6ピン
付属ディスプレイ_画面サイズ 15 インチ
外形寸法 :[幅] 381 (単位 mm) [奥行き] 435 (単位 mm) [高さ] 381 (単位 mm)
重量:15.8 (単位 Kg)
本機も含め初代iMacは初期型初代iMac RevA(1997)、iMAC DVSpecial Edition(1999)、iMac 500DV SE (2000)、 iMac「Flower Power」「Blue Dalmatian」とそろそろ保管が限度となりました。 3426
ブラウン管の劣化をどうしようもないので、何れの機種も段階的にHDDをSD化して保管していこうと思っています。
現行はMacOS9.2が起動します。特にアプリケーションを入れていないので意外とサクサク動きます。
普段使用している現行のiMacと並べてみました。
20年という時間を感じさせないのがAppleデザインなのかもしれません。
この2つのモデル(ブルーダルメシアンとフラワーパワー)はさすがに個性が強すぎて商業的はイマイチでした。しかしながら初代iMacは他のPCメーカーが考えつかないような奇抜なデザインと先進性を備えたPCでした。時代がデバイスの薄型化/小型化する中でAppleらしいデザインの代表作だと思います。
コメント