CLIE PEG-T400 (Sony) 2001年

モノクロモデルとして薄さにこだわったビジネス向けのハイレゾCLIE

本機は同時発売のPEG-T600の姉妹機でアルミの平板を金属の展性を利用して筒型にプレスしていく「深絞り加工」により薄さを実現したデバイス。私は当時T-600を購入しその後にコレクション用として購入したモデル。

アルミの平板を金属の展性を利用して筒型にプレスしているため繋ぎ目がなく美しい曲線デザインが特徴

姉妹機のT600と比較し、またPalmデバイスしても初めて10mmを切ったボディでシャツのポケットに入れるには最適サイズ。（右が本機）

この薄さと引き換えに音楽機能などエンタテインメント系の機能は省略されています。

本体右側はなにもスイッチ系がなくシンプル。

左側は当時ソニーのシンボル的なデバイスだったジョグダイアル。薄さの追求からT600CLIEとストップの場所が異なる。

液晶部は解像度は320×320ドットハイレゾリューション液晶。「ファイン液晶」と名付けられた独特開発の液晶ですが若干経年劣化により見にくくなっています。

上部は赤外線(Enhanced IrDA)、メモリースティックスロット。とスタイラス。スタイラスにはシルバー塗装が施されている。

操作部は基本的にな配列。右下は電源ボタン。

本体スペックは

OS:日本語版Palm OS(R) Ver.4.1

CPU: DragonballVZ（33MHz）

メモリー/フラッシュメモリー :8MB（DRAM）

インターフェース: USB、赤外線、メモリースティックスロット

LCD表示装置:バックライト搭載液晶ディスプレイ

表示解像度/表示色:320×320ドット

外形寸法幅71.8×高さ118.0×奥行9.9mm　(約幅71.8×高さ118.0×奥行12.5mm :T600C)

質量 122g　(約138g)

主な付属品 USBクレードル、スタイラス、ACアダプター、インストールCD-ROM、ソフトカバー

電源内蔵型リチウムイオンポリマー充電池

本機はTシリーズとしてビジネス向けPDAにフォーカスしモノクロ液晶でボディの薄さ9.9mmと1cmを切る薄型PDAデバイスと割り切ったモデルでした。

前回紹介したPEGｰT650Cなど多機能化に進む中で、この割り切りによりバッテリー駆動時間も延び、仕事等でポケットに入れる携帯性は向上するなどビジネスユースに徹したモデルだったと思います。

【catalog】