Let’s note SD化 

Note_PC
IntelMMXPentiumを搭載した150MHz(AL-N2T515J5)と160MHz(AL-N2T516J5)

前回Beosound 2 MP3 Player(B&O)を出してきましたが使用に必要な専用ソフトウェアがPanasonic製の旧・旧PCであるPanasonicのAL-N2にインストールしてありました。
今回Beosound 2 MP3 Playerを使う為に久しぶりに起動させてみました。 
画面のとおりWindowsが起動しない状況。おそらくハードディスクがやられている模様。前回紹介したのが2011年9月だったので11年放置状態でした。
本機は2世代目のLet’sNoteで当時はCPUにIntelMMXPentium150MHz(AL-N2T515J5)と160MHz(AL-N2T516J5)があったうちのMMXPentium150MHz版。今更HDD(2GB)を交換よりもSSD化を行ってみました。
本体の裏3本のネジを外すとキーボードが外れます。
ハードディスクは前にひっぱると外れます。 
Windows98が入っていましたが今後は使用する予定もないのでオリジナルのWindows95をインストールします。リカバリーは当時作成したフロッピーディスクがあります。 
使用するのは以前から使っているSD変換用IDE2.5インチ基板と4GBのSDカード。
本体に装着しFDドライブからWindows95用起動ディスクを起動してMS-DOSのFDISKでパーティションを区切ります。Windows95は2GBが上限なのでSDの4GBを2GBずつ2つにします。
その後、SDカードを一旦本体から外して、作業用のVAIO typeR(VCG-RT-50)を使います。このVAIO typeRは古いですが一体型でSDやCFカードなどダイレクトに読み込めるので便利です。 
SDカードを入れ、SDカード内のパーティションで区切ったDドライブにWindows95と98のファイルをコピーします。 
SDカードにWindowsをコピーしたら再度AL-N2に装着します。 
FDドライブから起動ディスクを立ち上げ、DドライブのコピーしたWindows95(OSR2)のsetup.exeを起動します。Windows95のインストール画面は久しぶりに見ました。
フロッピーを差し替えてのインストールは30〜40分程度かかるのが15分で終了です。 
インストールが終了し、各種ドライバーを入れて完了です。 
モバイルPCなので内部はギッシリかと思うと意外とシンプル。左上のファン下にCPUがあり、その横にメモリ(32MB×2)、手前がPCカードスロット。 
正面中央から右側がHDDと電源。HDDはSD化でかなり空いています。 
完成です。1997年製の2台目Let’sNoteです。当時は軽量でコンパクトなモバイルPCながら、高いスペックだったのが本機の特徴でした。
せっかくなので久しぶりにいじってみました。特にこの2台目はポインティングデバイスに光学式トラックボールを初めて採用。初代AL-N1はスライドパット。
レッツノートは今も昔もインターフェンス類は豊富でその反面、VAIOのように薄くスタイリッシュではなく、実用重視のPCスタイルでした。 
背部もカバーを外すと各種インターフェイスがギッシリと詰まっています。
モバイルPCなのでFDユニットは分離型となっていました。
新規にWindows95(OSR2)をインストールしOffice95もインストール。 
25年前のオフィスもそれなりに使えます。 
姉妹機のMMXPentium166MHzを搭載したAL-N2を持ってきました。こっちはコレクション用で後で購入したもの。同じモデルのIntelMMXPentium150MHz(AL-N2T515J5)と160MHz(AL-N2T516J5)ではディスプレードライバーが異なります。160MHz(AL-N2T516J5)はまだHDDが元気なのでWindows98とOffice-97を再度クリーンインストールしました。
クロックの差はそれほど感じませんがHDD版は起動にそれなりの時間がかかります。やはりSD化はかなりのハイレスポンスです。
このシリーズの登場によりその後のポインティングデバイスは光学式のトラックボールがこのレッツノートの代名詞となっていきました。初代Let’s note(AL-N1)もどこかに保管してあるので起動確認してみようかと思います。

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