タッチパネル全盛のスマートフォン以前に個性的だった携帯デバイス No2
Sony Ericsson Aino U10i (Sony) 2009年
Sony Ericsson Aino U10i (Sony) 2009年
DLNA、PS3リモート対応など日本の携帯電話にないデジタル機能に特化していたAino。

3.0インチの大画面、8.1メガピクセルカメラにオートフォーカス搭載のハイスペックモデル。

本機は810万画素カメラと3インチタッチスクリーンディスプレー搭載のマルチメディア プレイステーション携帯電話でした。

デバイス自体は収納している状態だと小型のスマートフォン風のスタイル

液晶部は3インチタッチスクリーンで非常にコンパクト。

スライドさせるとテンキー部が現れ、一般的feature phoneスタイル。

テンキー部。中央のカーソルキーでアプリケーションは操作します。

正面左側。SonyEricsson独自仕様の充電端子。 7

右側。ボリュームキーとカメラ起動ボタンのみ

810万画素カメラ。16倍ズーム 3264×2448 pixels,ほとんどの操作は画面にポンッとタッチして行います。オートフォーカスでかんたんに、綺麗に撮影ができます。またビデオ(VGA 25fps),テレビ電話用カメラとしてもご使用可能です。LEDフラッシュ機能もあります。

OSはSymbian OS。多機能だけあって若干重たい。

液晶部は432×240ピクセル、16,777,216色を表示可能なタッチスクリーン。

特徴の1つが無線LAN(Wi-Fi 802.11 b/g)を内蔵しています。当時の携帯端末で無線LANモジュールを内蔵している機種は非常に少なかった。

PC向けのサイトブラウザを搭載。当時としては高速通信を利用して快適なWEBブラウジングが楽しめました。現在でも内蔵のブラウザからアクセスできました。

GPS機能搭載。Googleマップとあわせて、現在位置の確認、目的地までのルート検索もできます。

GPSを用いた現在位置記録にも対応し、写真を撮影した位置をPCなどで確認することができます。当時はまだgoogleMapの対応が未完成で日本ですが英語表示されます。

普段はテンキーを格納した状態。メールなどはこの状態でスマートフォンと同じような動作ができました。

3インチタッチスクリーンTFT液晶はメディア再生などの操作はほとんどがタッチスクリーンで操作可能でした。


特徴の1つとしてPLATSTATION3との連携。

PSPで採用されているリモートプレイ技術を採用し、ainoからPS3の操作が可能でした。今回久しぶりに接続を試みましたがなぜかネットワークエラーで繋がらず。 7

Bluetoothヘッドセットも標準装備されていてハンズフリー通話、音楽再生が可能でした。

ソニーらしくDLNA機能によりネットワークのメディアサーバーから映像や音楽再生ができました。NASの音楽ファイル、NASNE、BeoSoundにも接続出来ました。

さすがにFLACは再生できず。mp3かWAVのファイル再生になります。


本機はSonyEricssonのグローバールモデルとして映像、音楽、そしてそれをDLNAテクノロジーにより、PCの中に保存してある音楽、動画、写真ファイルなどをWi-Fiを通じて楽しめることができた

SIMフリーモデルでしたのでキャリアの制限はなく、当時ニーズを全てこのデバイスに盛り込んだソニーらしい携帯電話で、制約の多いで国産の携帯電話にはない機能を多く装備していたハイエンドモデルでした。

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