パワーとデザインを融合したグラマラスでスタイリッシュノートPC
前回紹介したWallstreetが初期で本機はG3シリーズの完成型
Wallstreetを使ったらPismoもいじりたくなり久しぶりに納戸から出してきました。
デザインはノートPCとは一線を画すものでありPowerBookの中では名機。ブラックのプラスチック樹脂とラバ−素材との絶妙な組み合わせと曲線デザインは今見て色あせるどころか斬新です。
筐体自体は決してスリムではなく重量感がありますがブラックの色調が全体を凝縮しダイナミックな造形を表現しています。
パット部もデザイン性が重視されています。
キーボードもこの世代は半透明な素材を使っていました。
正面左。バッテリー部。レバーで簡単に脱着できます。
排熱用スリットとPCカード部がありますがここも曲線でデザインされています。
ヒンジ部。パネルと本体が複雑な曲面でうまく構成されています。
本体右側はDVD-ROM。
背部は各種端子が実装されています。
OSはMacOS 9が標準。
本体スペックは
CPU:Power PC 750(G3) 400MHz or 500MHz
GPU:ATI Rage Mobility 128 with 8 MB
モニタ:14.1インチアクティブマトリックスTFT
メモリ:64MB 512MB(144pin SO-DIMM x 2)
HDD: 6~10GB
ドライブ: PCMCIAスロット x2 DVD-ROMx1
外部ポート:外部モニタx1、ADBポートx1、モデムポート&プリンタポートx1、SCSIポートx1、USBポートx2、Ethernetポートx1
外部ステレオスピーカージャックx1、ステレオマイクロフォンジャックx1
外寸:32.3 cm × 26.4 cm × 4.1 cm
Wallstreetと並べてみました。ベースはそれほど違いがありませんがAppleマークやキーボードの素材などの違いがわかります。
PowerBookG3で400MHz程度のクロックスピードがあるとDVDもスムーズに再生してくれます。
これがWallstreetだとなかり厳しい。
本機はG3パワーと曲面デザインを融合し素材にもこだわった1台で気をつけないと傷つきやすいのが弱点ですがこの独自の質感はユーザーの所有感を満たし、またPowerPC G3の機能を最大限に引き出した最後のPCでした。
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