11.6型の第8世代インテルCoreを搭載し、スマートデザインのモバイルVAIO
本機は11.6型液晶を搭載した”小型”VAIOです。そのサイズゆえにバックに入れてすぐに持ち出せ、出先等でも場所を選ばすに使えるPCです。
持ち出し用PCは買い換えるスパンが長く現在使用しているのがLet’note CF-RZ4 (Panasonic) 2015年購入なので4年ぶりとなりました。
箱はSONY時代以上にシンプル。VAIOロゴだけが輝いています。
本体と電源のみ。マニュアル等もなく割り切っています。
電源部。USB充電が可能。
外観はALL BLACK EDITIONなのでブラック基調でVAIOロゴも同じ色調なので質感はあります。
実機を見ずに購入しましたが思っていたよりスリム。
液晶を開いてみましたが前機(Let’note CF-RZ4 Panasonic)がかなりコンパクトだったのでサイズ的には大きく感じます。カバンには入りそうですが肩掛けバックには難しそう。
液晶部を開くとボディ部に傾斜ができタイピングはし易い感じです。またデザイン性に直線的なデザインです。
キーボード面はアルミを使ってパームレスト部にさりげなくVAIOのロゴが刻まれています。分かりにくいですがヘアライン加工されており質感も高いです。
キーボードは自発光式。
液晶部の傾斜でこのパームレスト部と接地面の段差が小さいなっていることも特徴。
正面左側。ヘッドホン端子、USBがこの位置に2つあるのは有りがたい。
Corei7の為か意外と排熱ファンが回ります。
ヒンジ部は六角形をモチーフにしたヘキサシェルデザイン。
右側。Dsub-15pinがそのまま差せるもは便利。その隣がLAN端子、HDMI、USB、SDとこのサイズではかなり豊富
私はほとんど使いませんがフロントカメラ(92万画素)も装備。
パームレスト左には指紋認証モジュール。XPERIAと違って認識率が高いのはビックリしました。かなりの確率でログインしてくれます。
電源スイッチだけはかなりチープな感じで最初はスイッチだと思わなく探してしまいました。
今回購入したのはS13の2018年モデル。第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載しています。前機のCPUがCoreSoloで思ったよりパフォーマンスが良くなかったので起動や全体のレスポンスは想像以上に高いものでした。
また前回と同様に外での利用が中心なのでLTEタイプを選択しました。Let’s noteはバッテリー外さないとSIMを挿入できませんでしたが本機はスロットから可能。
本体スペック
OS:Windows 10 Pro
CPU:Core i7-8550U(2.4GHz)
メモリー:16GB(最大16GB)
ストレージ:256GB SSD(PCIe)
グラフィックス:Intel UHD Graphics 620
ディスプレイ:11.6インチ、1920×1080ドット、低反射コート、タッチ非対応
通信機能:IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、1000BASE-T対応有線LAN、モバイルデータ通信(3G/LTE)+GPS
指紋認証
キーボード:英字配列
インターフェース:USB3.0×3、HDMI、VGA(D-sub15ピン)、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力
セキュリティー:TPM 2.0 ※オプション、セキュリティースロット、指紋センサー
カメラ:92万画素
サイズ/重量:幅283.4×奥行き195.5×高さ15~17.9mm/約855~870g
前機(Let’s note)と並べてみました。
幅はVAIOのほうがある為、持ちやすいのはLet’s noteです。
薄さはVAIOのほうが薄いですが、どちらもモバイルPC型なのでそれほど違いは感じません。
Let’note CF-RZ4が発売された時はコンパクトなボディに当時の技術をこの筐体に詰め込めた魅力的なPCでした。コンセプトは素晴らしいものでしたがいかんせん当時のモバイルCPU(CoreSolo)の出来が良くなくデバイス全体のパフォーマンスが出せていなかったのが残念でした。
過去のVAIOで本機のコンセプトに近いのは2009年に発売されたVAIO X(VPC-X119KJ/B)でした。
13.9mmの薄型でフルフラットボディは非常に魅力的で質感も良かったデバイスでした。
サイズ的にもほぼ同等で当時は超薄型ボディが特徴でしたがCPUがATOMプロセッサでこのCPUもレスポンスは決していいものではありませんでした。
もう1つが2003年発売のVAIO PCG-X505EXTREME。
今から16年前のVAIOですが量825g、薄さ(最薄部)9.7mmと当時のPCスペックからはなかなか実現できない薄型でハイスペックだったPC。
CPUもPentium M 1GHzでレスポンス的には十二分なものでした。
PCG-X505EXTREMEはコンセプトモデルのようなPCで価格も高価でしたのでVAIO S11はコストパフォーマンスは高いデバイスです。
久しぶりのモバイルVAIOでしたがモバイルPCとしてサイズ、スペック、デザインとも十分なものを持っています。モバイルPCが高速な通信機能とパフォーマンスを備えたことにより外での仕事やプライベートでの活用が更に広がっていきます。 9680
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