シャープ X1(CZ-800C)  3台目ホワイト 1982年 メンテナンス編

Sharp(MZ,X1,X68000)

シャープのX1初号機のホワイト版です。特に初号機は3色のカラーバリエーションがあり一番売れた(有名)カラーはイメージカラーのレッドでおそらくホワイトが一番不人気だったと思います。


数年前にジャンク品(起動不可)で購入して放置状態でしたが連休が取れたので開封してみました。

しっかりと梱包されている状態です。8pinRGBケーブルとコントロールケーブル(テレビ用)、アンテナケーブルがいっしょにありました。

が本体、キーボードとも黄ばみが進んでいる状態。定番のキーボードケーブルはボロボロ状態。

キーボード。黄ばみもありますがスイッチ系も動くか微妙な感じの状態でした。

本体外観も結構酷い状態。

ホワイト色は珍しいのでとりあえず起動可能か分解してみました。

内部も良い状態ではなさそうでした。G-RAMボードは刺さっています。

カセットデッキ部は当然のごとくゴムベルトは劣化した状態。

電源は生きているようで、イジェクトもリレーをリレーを洗浄(無水アルコール、接点賦活剤)したら動き始めました。

中からX1-BASIC(CZ-8CB01)が出てきました。使えるか微妙ですが

ヘッドもなかり汚れています。クリーナか磨かないと。

カセットユニットの修理、マザーボードの洗浄を行う為にコネクター類を外していきます。

X1は解体するのにかなり手間がかかります。マザーボードとG-RAMボードが外れました。洗浄後に半田の劣化部があれば修復していきます。

CPUは当時の主流だったザイログ社のZ-80A(8bit)。

マザーボードが外した後は電源ユニットを外します。

最後に正面のカセットデッキ部を外していきます。

ドラムにはゴムベルトの残骸が付着した状態。消毒用アルコールと綿棒できれいに剥がしていきます。

ゴムベルトを作成します。

ドラム部は完成しましたがモーターが動かない。

X1のデッキ部は部品取り用があったのでそこからモーターのみ移植。

洗浄したマザーを装着し、電源ユニットも装着。

G-RAMボードを最後に刺して電源を入れています。

起動しました。

カセットデッキも自動イジェクトしカセット挿入を促してきます。

もともと入っていたBASIC(CZ-8CB01)を入れてみるとローディングを始めました。

X1-BASICが起動。しかしキーボードはケーブルボロボロで反応しないのでこれ以上本日は進めません。明日以降にキーボードケーブルの作成とスイッチ洗浄、本体のホワイトニングを進めていこうかと思います。

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