Blue-rayを搭載しハイビジョン画像が再現できるようになったType XLiving
従来のデスクトップPCとは異なりリビングで大画面を前提として特化したVAIO
デザインもオーディオ(レコーダー)を意識しながらVAIO独自のデザインが特徴でアルミフレームとピアノ調ブラックが組み合わせでいい質感をもっています。
本機はVAIO typeX Livingシリーズの最終形でCPUも従来のPentiumD(2.8GHz)からCore 2 Duo(2.1GHz)に変更されドライブもVBlu-rayを搭載するなどスペックアップしたタイプ。しかしながら最近のHD画像を大画面で出力するにはCPUスペックが弱い為、余っていたCPUがあったのでCore2Duo E6400からCore2Quad Q6600(2.4GHz)に交換し、メモリも増設してみました。
メモリはスロットに2枚1GB×2( SDRAM DDR2 667)が刺さっていたので2GB×4に増設。
次にCPU部。カバーとヒートシンクを外していきます。
ヒートシンクはかなり大きい。
ヒートシンクを外すとCore2Duo E6400(2.1GHz)が現れました。これをCore2Quad Q6600(2.4GHz)と入れ替えます。
あとは元に戻してWindows7を立ち上げます。システムもQuadコアを認識しています。(メモリは32bitOSなので3GB までしか認識せず)
重めのHD画像も無難にコマ落ちすることなく再生するようになりました。ただし起動時にCMOSエラーが発生するため(BIOS?)工夫が必要。
ついでにHDD(RAID1)をSSDに切り替え。
CPU交換、メモリ増設、SSD化が完了。たぶんこれ以上は拡張は難しい気がします。
普段使っているラックに戻します。天板もVAIOロゴがいい感じです。
Blu-rayドライブ部。スロットイン型
フロントパネルを開くとAV志向VAIOだけあって映像入力やメモリカード、i-link、B-CASカードなどが装備されています。
ワイヤレス型の純正キーボード。
このPCでタイピングする機会はそれほどありません。スライドパットとfelicaも装備しています。
多機能型リモコン。ほどんど使いいません。
背部です。映像入出力、オプティカル入出力端子、同軸光、D4出力、HDMI出力などレコーダー並みの端子類。
無線LAN(IEEE802.11a/b/g)を内蔵していますが映像の転送には非力で使っていません。
本体スペックは
OS:Windows Vista Home Premium →Windows7 Home Premium
CPU:Core2Duo E6400(2.1GHz)→Core2Quad Q6600(2.4GHz)
システムバス:1066MHz
チップセット:IntelP965Express
メインメモリー:4GB(SDRAM DDR2 667)
GUP:NVIDIA GeForce 7600 GTL GPU
HDD:500GB (250GB×2) SSD500GB
ドライブ:ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載)
テレビ部:地上・BS・110度CSデジタルチューナー×1 、地上アナログテレビチューナー×2
オーディオ:DSD対応高音質サウンドチップ『Sound Reality』(Intel HighDefinition Audio準拠)、 3Dオーディオ(Direct Sound 3D対応)
前面:USB(Hi-Speed USB
背面:USB(USB2.0)×2 、i.LINK端子 S400(6ピン)×2 、ネットワーク(LAN)コネクター(1000)×1、 モデム用モジュラージャック、デジタル出力(HDMI出力x1) 、ディスプレイ出力(D端子
その他(ワイヤレスLAN用アンテナジャック×1)
外形寸法:約 幅430mm×高さ129mm×奥行400mm(突起物含まず)
質量:約10.5Kg
普段はプロジェクター(EPSON:EH-6600W)と接続して映画鑑賞、hi-Res音源再生に使っています。もう10年位使っていますが耐久性もあり丈夫です。もう一台実家のリビングにもVGX-70Sが今でも動いています。VAIOらしい専用のアプリケーションはVGX-70Sの時に紹介します。
今回若干パワーアップしまだまだ使っていきますが、最近のPCは個性が失われてこのような特化したPCがなかなか出てこないのが残念です。確かにAndroidなどのOSを搭載したTVやスマートフォン、タブレットの高性能化で必要性が薄れてしまったもの事実ですがもうちょっと個性的なデスクトップPCの出現を期待したいです。
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