DCD-2000 (DENON) 1982年 ジャンク修理編

オーディオ機器

DENONが1982年に発売したCDプレーヤー初号機 HARDOFFでジャンク品(CD読み込みません。音でません。)ピックアップの調整だけで直ると思って3,000円で購入。

しかし甘かった。こいつを直すのにだいぶ時間を費やしてしましました。(おかげでPCV-MXS5やMV-10000が手つかず)まず内部を開けようと試みましたが錆び付いていて開かない。普段は使わないインパクトレンチでやっと内部までいけました。

内部もけっしていい状態ではなく、ディスクを入れてみましたが確かにピックアップは動くようですが認識をしない状態。

輸送用のネジもしっかり錆び付いていました。

DCD-1000もそうでしたが右手前のボリュームがピックアップの出力に関係している感じで調整。(写真がブレてみません。)

周辺のボリュームも調整し、基盤も純アルコールで洗うなどして1時間後にやっとディスクを認識。

なぜか電子式ボリュームは反応せず。このくらいならいいかと思ってスルーしました。

次にアンプに繋いで音出して完了と思ってPLAYボタンを押すと。音が出ない。1週間ほどかけて液漏れっぽいコンデンサ、半田の付け直しなどなどトライしましたが効果なし。

翌週、以前DAD-1000(Lo-D)を修理(にこいち)した際に残っていた部品取り用のDCD-1000を実家から持ってきました。

このDAD-1000、ピックアップ部は使えませんがもしかするとオーディオ部は生きている可能もあるため入れ替えてみることに。

ボンネットを外すと基板部が4層になっています。各基板にはプラスチックのシールドがあり、さらに中央にはスチールのシールドもあるような構造です。

まず、中央のスチール製のシールを外します。

4層の基盤が現れました。オーディオ部は後ろ2枚が怪しい。

次にフロント部を外します。集積化されていない初号機は配線が複雑に入り組んでいます。

交換予定の一番背部にある基板。

それと2枚目も外し、フロントパネルにある電源も取り外しました。

このような感じでフロント部(ピックアップ部の制御系)を排除し、後部のオーディオ部のみを残します。

同様にDCD-2000も分解し、逆にフロント(ピックアップ部)のみを取り外します。

外したフロント部とDAD-1000のオーディオ部を繋ぎ直します。

今回怪しかったオーディ部の基板2枚。

組み直して完成。電子ボリュームも復活。

ノイズが混ざっていましたが中央のスチールのシールドで若干改善。

2週間ほど費やしてやっと完成。

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