VAIO PCG-705 (Sony) 1997年
ソニーが本格的にPC市場に再投入したVAIOブランドの初号機。
本機は1997年にミニタワー型のPCV-T700MR 1機種とノートブック型のPCG-707とPCG-705の2機種が発売された中の1台。
マルチメディアを強化したMMXPentiumを搭載し、サイバーショットから赤外線通信での画像取り込み、ドッキングステーションと組み合わせてDV静止画キャプチャーがノートPCで可能したマシン。
VAIOのロゴも彫り物になっているのも特徴の1つ。
キーボードもストロークも深くタイピングしやすい。
ポインティングデバイスはタッチパットでこのデザインがこれ以降に引き継がれていった。
本体左側はバッテリー、HDDスロット、オーディオ入力端子(ステレオミニジャックライン入力、モノラルミニジャックマイク入力)、電源スイッチ
背部は各種端子が揃う。PS/2、シリアルポート、プリンターポート、7赤外線ポート、USB端子、オーディオ入力端子、コンポジットビデオ出力端子、外部ディスプレイ出力端子 、ヘッドフォン出力端子、ドッキングステーション用コネクター、モデム用モジュラージャックを装備
右側はCD-ROMとPCスロットそしてモデム端子を装備。
液晶部はPCG-707が12.1型XGA・TFT液を搭載していたのに対し本機はSVGA(800×600)のTFT液晶を搭載。
OSはWindows95を搭載。メモリを128M搭載しているので意外と現在起動させると快適。比較的重いPhotoshopもVer4.0ではサクサクと動きます。
本体スペックは
CPU:MMXテクノロジーPentium プロセッサ (150MHz, 内蔵キャッシュ32KB )
チップセット:430TX PCIチップセット 430TX PCIチップセット
2次キャッシュ:256KB(パイプラインバーストSRAM) 256KB(パイプラインバーストSRAM)
メモリ:標準32MB/最大128MB (SDRAM) 標準16MB/最大128MB (SDRAM)
GPU:128ビット高速グラフィックアクセラレータ 128ビット高速グラフィックアクセラレータ
LCD:12.1型SVGA対応TFTカラー液晶
表示モード:1024×768(65,536色),800×600, (約26万色),640×480(約26万色) 800×600, (約26万色),
FD:3.5インチ(1.44MB/ 1.2MB, /720KB) FDD×1, リムーバブル 3.5インチ(1.44MB/ 1.2MB, /720KB) FDD×1, リムーバブル
HDD:2.1GB
CD-Rドライブ:最大14.5倍速(平均12倍速),
外部接続端子:キーボード/マウス(PS/2)×1,シリアルポート×1,プリンタポート×1,赤外線ポート×1,USB端子×1
オーディオ入力,コンポジットビデオ入力×1,外部ディスプレイ出力端子,ヘッドフォン出力端子×1,ドッキングステーション用コネクタ×1
PCカードスロット:Type III×1またはType II×2
オーディオ機能:Sound Blaster PRO互換,ステレオスピーカ Sound Blaster PRO互換,
ステレオスピーカ
内蔵FAXモデム:33.6Kbps(V.34)/14.4Kbps(FAX時)
ポインティングデバイス:タッチパッド
ドッキングステーションはシリアルポート(RS-232C,D-sub 9ピン)×1 、パラレルポート(ECPサポート)×1、外部ディスプレイ端子×1 、ビデオ出力端子(コンポジット、NTSC/PAL)×1、キーボード/マウスポート(PS/2タイプ)×2、ゲームポート×1 、DV端子×1、USB×2、マイク入力端子、ライン入/出力端子×各1 、Ethernet(RJ-45)×1、さらにSCSIまであった。
またマルチパーパスベイによりCD-ROM/FDDのいずれか1つを内蔵可能であったため、本体も含めるとCD-ROM/FDDが同時に使用できました。
本機は当時他メーカーは3kg前後あった筐体を厚さ37.6ミリ、質量約2.4kgの薄型・軽量設計を実現し、ドッキングステーションとの接続によりビデオ出力端子、DV端子が増設でき、DVムービーカメラからの静止画、動画キャプチャが可能となるなどデスクトップPCと同等な機能をもつ先進的なノートPCでした。
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