CD-1 CDプレーヤー(YAMAHA) 1982年 標準価格250,000円
YAMAHAのCDプレヤーの初号機
デザインはYAMAHAらしいシンプルですが飽きのこないデザイン。
1世代のCDプレーヤーが垂直ローディングが多かった中、駆動系のドライブメカ全体が出てくる独特なローディンｸﾞ方式を採用していました。
正面のドライブ部分は演奏中のディスクをミラー越しに眺めることができ、アナログレコードと同様な感覚で音楽を楽しめる。
操作系もテンキーなどもなくいたってシンプル。
左側にはローディング式のプログラムキーが収納されている。
当時のハイエンドのデッキにはこのような収納式トレイが流行りだった？。このプログラムキーで曲を指定し、そのフレーズだけを再生するフレーズ再生や、合計15曲までのプログラミング再生、1曲/全曲/プログラムリピートなどが可能だった。
音質へのこだわりもYAMAHAらしくD/Aコンバーターは、16ビットリニア変換方式とした上、独自のツインデジタル/アナログ分離のセパレート電源などさまざまな独自の工夫がされていた。
背部。中央にヒートシンクがあり出力はピンプラグのみ。
本体スペックは
ディスクローディング方式 モーター駆動水平ローディング
ピックアップ 半導体レーザー1ビームタイプ
クロック再生 ダイレクトPLL方式
フォーカス制御 オートロック付利得切換えサーボ
トラッキング制御 位相検出型高利得サーボ
変調方式 EFM
エラー訂正 CIRCのC1、C2の2重エラー訂正方式
D/A変換 16ビット・リニア変換ツインコンバーター方式L/R同位相復調
曲の頭出し リードインデータ参照式高速サーチ
周波数特性 5Hz～20kHz +0.3 -0.5dB
歪率 0.0025％以下（1kHz）
ダイナミックレンジ 95dB以上
ワウフラッター 測定限界以下
出力レベル 2Vrms（最大出力）
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 36W
外形寸法 幅435×高さ116.5×奥行357mm
重量 11.7kg
今年は長男が大学受験の為に静かな部屋がほしいと言われ7月頃に部屋を明け渡してしまい、現在は次男と相部屋状態。機器類を持ち込みわけにいかないので空いている3畳ほどの納戸に仮収納しています。
以前、マイナーチェンジ版のCD-1aをご紹介しましたが、本機も他のCDプレーヤーが似たようなデザインだった頃独自のデザインで大変質感が高いです。（下がCD-1a）
既に30年以上が経ちますが今でも質感が高くＹＡＭＡＨＡのデザインは輝きを失っていません。
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