PC-9801VM 修復編
80年代後半から90年代日本のスタンダートなPCといえばPC98シリーズでした。私も大学での実験や仕事などでおそらく一番使ったPC98がVMで使用頻度が多く、酷使したPCでした。
歴史的は前回紹介したPC-9801F2の次がこのVMになりますので実家に眠っているVMの修復編をご紹介します。VMは2台あり、1台は当時購入したものでもう一台は職場の分析機についていたものです。
状態は自家用のVMはかなり使ったため現在は電源は入りますが起動しない状況、もう一台は起動しますがフロッピードライブは読み取り不可でまた黄ばみがかなり進んでいる状況ですがHDD内蔵タイプでHDDは起動する機体。
今回はHDD付きでフロッピーが故障していて黄ばみが激しいVMをなんとかしてみます。まず、黄ばみが激しい前面パネルを取り外し過酸化水素に1日~2日漬けておきます。
この週末(金曜日~日曜日)の2日半程度です。だいぶ落ちてきたのがわかると思います。
実家で内部を分解してみました。
正面左側にSASI型HDDが搭載されています。この時代の機体はHDD付きとノーマルとではボディのサイズが違います。
フロッピディスクは2機とも読み取りエラーを起こしています。幸いもう一台のVMのフロッピーが生きているので入れまえます。
内部をクリーニングしました。ヘッド部はまだ大丈夫みたいです。この時代のデバイスは作りがしっかりとしています。
FDを読み込ませて動作確認しました。
ハードディスク部、20MのSASI型でなかり大きいです。
当時のPCは現在ほど集積率が高くないため、ボディ全体にパーツがかなり詰まっています。
フロッピードライブも治り起動させてみました。この時代はDOSから立ち上げてハードディスクメーカー(ICM)が作っていたランチャーソフトEOsystemが立ち上がりました。
懐かしいワープロソフト松が起動しました。後はボディ部の黄ばみを取って当時のアプリケーションをインストールしてみようと思います。VMは実家に置いてあるのでまた近いうちに完成編を書こうと思います。
デスクトップはなかかな重たくて持ってこれないのですが今回98ノートを2台持ってきました。まだ起動確認していませんが近々ご紹介します。
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