XPERIA Z Ultra (Sony) 2013-2014年 3G、LTE版
ファブレットというカテゴリーを開拓した6.44inchのXPERIA
元々「Phone」と「Tablet」とを合わせた造語でしたがスマートフォンの液晶サイズでは小さく、タブレットより使い勝手を重視した端末。
最初は3G版が2013年に発売され私も秋頃に海外版を購入しました。その後auからLTE版、ソニーからWifi版が発売されていました。
発売からそろそろ1年が経ち、後継機種が出ると思っていましたがネット上ではディスコンという情報もあり3G版を使っていましたがLTE版を購入しました。
LTE版といってもハード的には同じでバーションが既にAndroid4.4(KitKat)で出荷されている以外には大きな変化等はありませんでした。 但し通信スピードは3G(平均3Mbps)、LTE(平均15~20Mbps)と差がでます。
このサイズの端末は本機以外にもGALAXY Noteなどいくつかのデバイスがありますが格安のSIMカードが使えて、サイズも一応片手で持て、防水もあるのは本機のみでした。
特に薄さに関しては他のデバイスを圧倒していて6.5mmで212gは長時間手に持ってもそれほど疲れません。
またアルミのフレームで覆われたボディは質感も高く、細部までしっかりと作り込んでいるデバイスです。本体左側はmicroUSB端子とマグネット式クレードル用接点。
右側はイヤホン端子、MicroSDとMicroSIMのスロット、そしてZ特有の電源ボタン。
どちらも防水仕様なのでスロット類にはキャップがついています。
液勝部は6.4inchで「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を搭載しており、解像度は1080×1920ドット、インターネットや動画再生には十分のサイズです。
huluによる動画再生もこのサイズではかなり快適。
雑誌もスマートフォンでは見えにくい文字もある程度大丈夫です。
ピクセル密度は344ppiのお陰で電子書籍を見るのにも十分な解像度を確保しています。 レスポンスも一昔前の遅さはなく、Snapdragon 800(2.2GHz、クアッドコア)では快適な操作を実現しています。
outカメラは810万画素で静止画、動画を撮るのには十分なスペック。裏面照射タイプのCMOSセンサーは、暗いシーンでの撮影にも強いです。
inカメラ。220万画素 裏面照射型CMOSセンサー。
Andoridのインターフェースは以前紹介したZ Tabletと同様。独自のアプリケーション(DLNAやDTCP-IPに対応する「ムービー」「アルバム」のほか、「WALKMAN」)もあり、このあたりは全て統一されてます。
本体スペックは
CPU:Snapdragon 800 2.2GHz(クアッドコア)
ディスプレー:6.4型
画面解像度:1080×1920ドット
内蔵メモリー:2GB
内蔵ストレージ:32GB
外部メモリー:microSDXC(最大64GB)
OS:Android 4.2
3G (下り最大7.2Mbps)4G LTE(下り最大150Mbps)
無線LAN:IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
連続待受時間(3G/LTE)
連続通話時間(3G)約1420分
約740時間/約710時間
サイズ:約92×197×6.5mm(最厚部6.8mm)
重量:約214g
このサイズにカバーを付けても、それほど重さを感じずシステム手帳と同様な使い方ができます。
初代CLIE_PEG-S300(2000年)を持ち出してきました。14年前はPDA(携帯情報端末)が主流でその後、smartphoneからTablet,Phabletへと個人が持つ情報端末は進化していきました。
当時は通信機能もなく、モノクロで解像度も低いデバイスでしたが情報を持ち歩くという目的は同じでした。デバイスの進化の速さには本当に驚かされます。
現在主流の5inchのスマートフォンは普段使うには大きく、10inchサイズのタブレットは気軽に持ち出せないところをうまく埋めたのが本機のコンセプトであると思います。
一時期XPERIA Z Tabletを普段持ち出していましたがやはり若干大きいためか利用範囲が限定されてしまいました。軽量で薄いさもあってインターネット、メールやSNSといった操作だけならこのサイズが実はピッタリかもしれません。
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