PC-8001 (NEC) 1979年 Part1

NEC(PC-80,88,98)

PC-8001 (NEC) 1979年 価格168,000円 Part1
初期の国産マシンの代表機種

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当時(1979年前後)はコンピューターはセミキット(TK-85_NECやMZ-80K_Sharp)が主流だった中、完成品として発売され当時としては非常に高機能と高い完成度だったマシン。

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私は当時はMZ派だったので本機を手に入れたのはかなり後でした。

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本機はキーボード一体型で、インターフェース(データーレコーダー、プリンター、CRT)により各デバイスを接続できる仕様でした。

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デザインもシンプルかつ機能的なものになっています。

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キーボードはしっかりとした作りでボディも劣化なくいい状態で保存されています。キータッチは現在のキーボードとは異なりなかなか表現が難しいですが、長時間タイピングする作りとはちょっと違う感じです。(キーストロークが長く打ちにくいです。)

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背部は最小限のインターフェース(データーレコーダー、プリンター、CRT)です。

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内部を開けてみます。裏面のネジを4カ所外すとボディが外れます。

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写真のとおり電源を除くとワンボードに全て納められています。

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機能的には当時の主流Z80が搭載されています。(写真正面のNEC-D780C)

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RAMは標準で16KBで32KBまで拡張できます。(写真左)

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NECのマシンが優れていたのはこの表示機能を独自のチップμPD3301Dで動かしていたことと比較的購入しやすい価格がヒットした要因だったと思います。(写真の白いチップ)

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本機の一番の特徴はグラフィックも含めた表現力で80×25文字のカラー表示(8色)ができ、160×100ドットのグラフィックが書けました。(MZは後のMZ80Bまでまともなグラフィックは標準で描けませんでした。)

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また搭載されていたOSはBASICでしたが、当時各メーカーは独自のBASICを搭載していましたがNECではMicrosoft社製のBASICを初めから搭載していました。

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本体スペックは
CPU μPD780C-1(Z80-A互換)4MHz
ROM 24KB(最大32KB)
RAM 16KB(最大32KB)
テキスト表示 36/40/72/80桁×20/25行
グラフィック表示 160×100ドット デジタル8色
テキストの簡易グラフィックモード使用。
BASIC N-BASIC (Microsoft 24K BASIC)
OS DISK-BASIC、CP/M
インタフェース モニタ(モノクロ、カラー) CMT (600bps、300bps:隠し設定)
プリンタ(セントロニクス) シリアルインタフェース(RS-232C準拠)
拡張インタフェース用バス:拡張ボックスのPC-8011/8012および、5インチFDD I/Fボックス接続用
PC-8011拡張 I/Fで拡張可能なもの:RS-232C×2、FDD I/F、GP-IB

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私が中古で購入したのはかなり後(1990年頃)でしたが、当時はまだフロッピーディスクドライバが非常に高価(本体の倍)でしたのでもっぱらカセットレコーダーでプログラムのLOAD/SAVEを行っていました。

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当時はもっぱらMZ派であったため、NECのマシンは”ライバル”みたいなものでしたが現在PC-8001とMZ-80Kを見比べ、冷静に見るととPC-8001の性能の高さと質感にはMZ-80にはないものを持っています。(MZはOSを選ばないというメリットはありますが。)

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この頃まともなグラフィックが描けたのはAppleのAppleⅡが有名でしたが国産機として先進性があったマシンでした。

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