PC-8201 (NEC) 1983年

NEC(PC-80,88,98)

PC-8201 (NEC) 1983年 標準価格138,000円
NECのハンドヘルドコンピューターで1年前(1982年)に発売されたHC-20(EPSON)と同様に液晶ディスプレイとキーボードが一体となっていました。

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本機は元々京セラが開発し、OME提供されていたものであり姉妹機としてTandy社TRS-80 Model100とOlivetti社 M-10がありました。

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特徴としてはA4サイズで持ち運びが可能で一応音響カプラを使用すれば通信ができ、単三電池(4本)で駆動が可能でありました。

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液晶はHC-20と比べrと大きい(240×64)でBASICとワープロソフト(漢字ROM必要)と使ったことない表計算機能があります。

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購入した当時BASICでプログラムを書いた記憶がありますが、とても遅かったのを覚えています。
この時期(1982年)はZ80が主流(多機能)だったがなぜ8085(Intel)だったのかは不明です。

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デザインには好みの分かれるところですがボディーカラーは3色(ホワイト、ワインレッド、シルバー)がありました。私は結構気に入っていましたが、後に入手したOlivetti社 M-10と比較するとその作りの差に驚かされます。

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液晶は40桁x8行ですが、実質は7行で一番下はファンクションの割り当てが表示されます
簡単なプログラム程度なら十分です。

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キーボードは非常に打ちやすいです。この頃のマシンはデスクトップマシンのキーボードとそれほど変わらないのがすごい。但し、左側のシフトキーは小さくて間違えやすい。

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インターフェイスは主に背部に集中しています。

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向かって右側に電源とLCDのコントラスト調整があります。

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本体スペックは
CPU 80C85(8085のCMOS版)2.4MHz
ROM 標準32Kbytes(最大192KB,本体内に64Kbytesまで拡張可能)
RAM 標準16Kbytes(最大96KB,本体内に64Kbytesまで拡張可能)
画面解像度 テキスト:40桁x8行、グラフィック:240×64ドット
BASIC N82-BASIC

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インタフェース
フロッピーディスク(インタフェースPC-8233接続用)
シリアルI/O(ディスクユニット,RAMファイル接続用)
バーコードリーダ,プリンタ,RS-232C,CMT(600ボー)
システムスロット(ROM/RAMカセット,CRTインタフェースPC-8240接続用)

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バッテリ駆動時間 マンガン電池使用時:6時間,アルカリ電池使用時:18時間
バッテリバックアップ RAM16KB:26日以上,RAM64KB:7日以上
外形寸法 300(W)×215(D)×35~61(H)mm
重量 1.7kg

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いつもの簡単なベンチマークです。MZ2000の紹介から始めました。
5 TI$=”000000″
10 A=0
20 For I=1 to 10000
30 A=A+1
40 NEXT I
50 PRINT A
60 PRINT TI$

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47秒かかりました。意外と遅いです。
PC-8201      47秒 80C85(2.4MHz)
PC-286BOOK     4秒 80286(12MHz)
MZ-2500(2000mode) 26秒 Z80A(6MHz)
MZ-2000   26秒 Z80A(4MHz)
MZ-80C    50秒 Z80A(4MHz)
HC-20   1分35秒 日立製 6301 614kHz
マニュアルは2冊(ユーザーマニュアル、BASICリファレンス)があります。

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このマシンは、CPUこそ非力ですが、電源が乾電池で動き、BASICが簡単に動くことやインターフェイスが充実しているなどの特徴があります。特に電源が電池で動くことは非常にメリットでありました。

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次回は内部を紹介したいと思います。

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