CDP-101 (Sony) 1982年 標準価格168,000円
日本で最初のCDプレーヤー。当時Sony以外にも発売されましたが本機のみフロント水平ローディングタイプ(他メーカーは垂直挿入方式)であり、その後、このスタイルがCD(DVD)プレヤーの基礎となっています。
Sonyも試作機では垂直タイプを公開していました。
本機が出るまではアナログディスク(レコード)が主流でしたが、12cmのディスクにデジタル音声が74分入りノイズレスだったのは画期的でした。またサイズはミニコンサイズですが、当時はフルサイズ(430mm)が多い中、このサイズで出したのは未だに不明です。
正面左は、電源スイッチと連動用のタイマー再生、ヘッドホンボリュームがあります。
フロントトレイにopen/closeボタン、なかりゆっくり動きます。
右は取り出しボタンに、PLAY/RESTボタン。RESTはストップと同等。サーチは2段階。
1曲・全曲・A-Bリピートまで装備
後部は大きい放熱板とトランスが特徴。出力はアナログのみ。
FL管はトラック番号と再生/残り時間表示などシンプルな表示のみ
音的には、専門家ではないため詳しくは解説できませんが今聞いてもSonyらしい軽快な音を出してくれます。ちなみにCD-Rで焼いたDiskも再生します。
本体スペックは
周波数特性 5Hz~20kHz &pluxxxn;0.5dB
高調波ひずみ率 0.004%以下(1kHz)
信号対雑音比(S/N) – (不明)
ダイナミックレンジ 90dB以上
チャンネルセパレーション 90dB以上
ヘッドホン出力レベル 28mW (32Ω)
大きさ 355×105×325mm(幅/高さ/奥行き)
重量 約7.6kg
消費電力 23W
次回は、内部の紹介と当時の資料をご紹介します。
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