シグマリオン sigmarion (Docomo) 2000年 open価格59,800
WindowsCE搭載のハンドヘルドPC。もともとNECのMobileGearⅡのカスタム版でドコモが販売していて、比較的入手しやすかった。
CE機は2台目で最初はJornada680。サイズは189×107×27mm、重さは485gで非常に持ち運びには便利。
デザインもアルミを基調としてゼロハリバートンのデザインは魅力的です。
モバイル系は当時VaioC1をメインに使っていましたがWindows98(ME)の起動に時間がかかることからもWindowsCEの手軽さは魅力でした。
なにしろ、電源を入れるとすぐにOSが立ち上がることは従来のWindows機では考えられないことでした。
本機の特徴はギリギリタイピングできるPDAでWordで文章を書いたり、インターネット閲覧には耐えられるPCです。但しインターネットは遅い。
ネットは無線LANカード(Buffalo:WLI-CF-S11G)を使っていました。WLI-CF-S11Gは以外と汎用性が高く、sigmarionⅡやGENIO e550GX(Toshiba)などに使えました。Clie PEG-NZ90は認識しなかった。
また、携帯電話用のインターフェースを内蔵しているためケーブルを購入するれば通信ができました。(私は行いませんでした。高くて)
液晶はJornadaと比較しても表示品質が高いです。
本体スペックは
CPU:NEC MIPS VR4121 168Mhz
液晶:バックライト付き640×240ドット 6.2型カラー液晶(65,536色)
メモリ容量 RAM 32MB Flash ROM 16MB※1
入力方式 キーボード入力 / スタイラス入力
適用回線/通信速度 NTTドコモ デジタル携帯電話回線:9,600bps
PHS回線:64kbps/32kbps※2 パケット通信回線(DoPa):最大9,600bps/最大28.8kbps※3
パケット通信回線(FOMA):最大384kbps※4
コンパクトフラッシュカードスロット(TYPEII)
外形寸法(幅×奥行き×高さ):189×107×27mm
重量:485g(標準バッテリ含む)
今でも持ち出して文章を書くには十分使えます。特にAtokが標準装備されているので文章変換には困りません。(IMEはとても使い物にならないです。)バッテリーはヘタっているかと思いましたがフル充電で意外と持ちます。
しいて言えば本機はPCカードスロット1つしかないのでメモリの少ないCE機はCFカードで代用させたいのですが無線LANカードを使うと残りがなく、Jornadaのように2スロットあればもっとよかったのに。それと付属のスタイラスはプラスチックで安っぽいのが残念。
最後に本機以降、持ち運びができ、文書が書け、インターネットができる端末になかなかめぐり会えなかった。現在はVaio_Pがその代わりをしています。
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