Let’s Note AL-N1 (Panasonic) 1996年
高性能モバイル初代Let’s Note。
当時のモバイルPCはサイズも大きく、スペックも中途半端なものでした。本機の登場でCPUスペック、サイズ、そしてバッテリーを2本搭載するなどバランスがとれたPCはなく、かなりの人気で購入が私はできなかったマシン。
結局、翌年発売された前回紹介の2代目AL-N2を購入し、本機はその後コレクション用として購入したもの。
デバイス的にはその後の特徴だった光学式のトラックボールではなくスライドパット以外は外観は初代がベースとなっています。
キーボードもこのサイズにしては限界がありますが十二分にタイピングができる。
インターフェンス類は前回紹介のAL-N2とそれほど相違がありません。
内部構造も同様。HDDはオリジナルは故障し、2GBのHDDに交換しWindows98がインストールしてあります。
CPUはノーマルPentiumを搭載。2代目からMMX仕様に変更されています。メモリは16MB×2を実装しています。
液晶部は 10.4型 TFTカラー液晶(800×600)のTFT液晶
Windows98は若干重い感じですが、当時のモバイルPCとしては十二分なスペックでした。
本体スペックは
CPU:Intel(R) Pentium(R) プロセッサ 150MHz
メインメモリー:標準 16MB EDO (最大 48MB) 現行32MB
2次キャッシュメモリー:256KB PB-SRAM
ビデオメモリー:1MB EDO
ハードディスクドライブ:1.35GB 現行2GB
フロッピーディスクドライブ(オプション) 外付け 3.5型 3モード対応 (1.44MB /1.2MB /720KB)
表示方式 表示方式 SVGA(800×600ドット) 10.4型 TFTカラー液晶
グラフィックアクセラレーター CT-65550 800×600ドット 65,536色
サウンド機能 PCM音源(Sound Blaster互換)、FM音源、モノラルスピーカー、モノラルマイク内蔵
カードスロット PCカードスロット PCカード(TypeII×2 または TypeIII×1スロット)
拡張メモリースロット 144ピンDIMM専用スロット×1
インターフェース 音声 マイク入力(ミニジャック)、オーディオ出力(ミニジャック)
シリアルコネクター Dsub 9ピン
パラレルコネクター Dsub 25ピン
外部ディスプレイコネクター アナログRGB ミニDsub 15ピン
マウス/外部キーボード ミニDin 6ピン
赤外線通信 IrDA-SIR、115.2kbps
その他インターフェース FDD専用コネクター
キーボード OADG準拠キーボード (88キー)
ポインティングデバイス フラットパッド
電源 AC 100V-240V (50Hz/60Hz)(ACコードは100V専用)、
バッテリーパック(リチウムイオン)
外形寸法(幅×奥行×高さ) 255mm × 192mm × 41mm (突起部除く)
質量(バッテリーを含む) 約1.62k
Let’s noteの初号機であるこのAL-N1は96年当時国産ではまともなモバイル機なく海外機ではIBMのThinPad530Csなどが存在していました。
当時の質感としてはThinkPadに分がありましたがThinkPadは経年劣化の進みが早く維持をするのが大変です。
Let’s noteはディスクさえ交換すれば故障も少なく堅牢なPCです。
国産機としては軽量と長時間バッテリーそしてハイクロックのPentiumを搭載した要件を実現したモバイルPCでした。
コメント