ソニーが日本に隠したCLIE。日本では未発売の海外専用モデルCLIE PEG-SL10
本機はアメリカで販売されたモノクロ液晶/単4電池駆動のCLIE PEG-SL10/U

2002年当時、日本のPDA市場は「カラー化」の真っ只中でした。ソニーも日本国内ではカラー液晶を搭載したSJ30や、ハイスペックなNXシリーズを主力として展開。しかし、海の向こうには、日本のラインナップには存在しない、極めてストイックなモデルが存在していました。

SocにDra-gonBall VZ 33MHz、8MBの内蔵メモリー、液晶は16階調グレースケール表示に対応したELバックライト搭載モノクロ液晶(320×320ドット)のハイレゾ表示と国内版CLIEとそん色ないスペックでした。

国内ではPEG-T400と同スペックですが価格は半分程度(150ドル)。違いは筐体がアルミフレームからプラスチックに変更され若干チープな感じです。また約7mm厚くなりその代わり、縦の長さが14mm短縮され、全体的に小型化されています。

PEG-SL10を手に取った瞬間、その「軽さ」に驚きます。電池を含めても約110gという驚異的な軽量ボディ。 プラスチック素材でありながら、ソニーらしい質感の高いマットシルバー塗装が施されています。決して安っぽさを感じさせない、ガジェットとしての気品が漂います。少し無骨で落ち着いたマットシルバーボディ。国内モデルのような艶やかさはありませんが、指紋が目立ちにくく、長年使い込んでも飽きがこない道具感に溢れています。

本体左側。CLIEの象徴であるジョグダイヤルは健在。スタイラスペンを取り出さなくても、ジョグを回してスケジュールを選択し、押し込んで決定。このリズム感あふれる操作系は、Palm OSの高速レスポンスと相まって、タスクを処理できます。左側面でカチカチと小気味よく動き、テキストのスクロールを片手で完結させます。この操作性は、一度体験するとスマホのスワイプがもどかしく感じるほどです。

上部。電源ボタンとメモリースティックスロット、赤外線ポート。

メモリースティックはシャッター式。赤外線ポートは大きい。

下部。インターフェイスコネクター。T,NRシリーズと同じ形状。

LCD下部のカレンダーやアドレス帳を呼び出す正面の物理4つの物理ボタンとスクロール(上下)ボタン。スタイラスの先端でボタンを押せるよう、各ボタンの中央はくぼんだ形状になっています。

背部。リセットスイッチと乾電池ボックス。経常的に少しせり上がった部分に、単4形乾電池2本を収納する乾電池ボックスが搭載されている。

スペック的にはTシリーズと同程度でCLIEでは初めてバッテリーに乾電池を採用したモデルでした。

コストダウンされた部分も多く、Tシリーズから採用された16和音のFM音源が搭載されていない。またUSBクレードルが別売りで、Hotsy-ncは付属のUSBケーブルで行います。

当時、他社のPDAはバッテリーの厚みで背面が膨らんでいるものが多かったのですが、SL10は極めてフラット。シャツの胸ポケットにスッと収まり、シルエットを崩さない。その佇まいは、まさに現代の「ミニマリズム」を先取りしていました。

2002年当時、日本のPDA市場は「カラー化」の真っ只中でした。ソニーも日本国内ではカラー液晶を搭載したSJ30や、ハイスペックなNXシリーズを主力として展開。しかし、海の向こうには、日本のラインナップには存在しない、極めてストイックなモデルが存在していました。

SocにDra-gonBall VZ 33MHz、8MBの内蔵メモリー、液晶は16階調グレースケール表示に対応したELバックライト搭載モノクロ液晶(320×320ドット)のハイレゾ表示と国内版CLIEとそん色ないスペックでした。

国内ではPEG-T400と同スペックですが価格は半分程度(150ドル)。違いは筐体がアルミフレームからプラスチックに変更され若干チープな感じです。また約7mm厚くなりその代わり、縦の長さが14mm短縮され、全体的に小型化されています。

PEG-SL10を手に取った瞬間、その「軽さ」に驚きます。電池を含めても約110gという驚異的な軽量ボディ。 プラスチック素材でありながら、ソニーらしい質感の高いマットシルバー塗装が施されています。決して安っぽさを感じさせない、ガジェットとしての気品が漂います。少し無骨で落ち着いたマットシルバーボディ。国内モデルのような艶やかさはありませんが、指紋が目立ちにくく、長年使い込んでも飽きがこない道具感に溢れています。

本体左側。CLIEの象徴であるジョグダイヤルは健在。スタイラスペンを取り出さなくても、ジョグを回してスケジュールを選択し、押し込んで決定。このリズム感あふれる操作系は、Palm OSの高速レスポンスと相まって、タスクを処理できます。左側面でカチカチと小気味よく動き、テキストのスクロールを片手で完結させます。この操作性は、一度体験するとスマホのスワイプがもどかしく感じるほどです。

上部。電源ボタンとメモリースティックスロット、赤外線ポート。

メモリースティックはシャッター式。赤外線ポートは大きい。

下部。インターフェイスコネクター。T,NRシリーズと同じ形状。

LCD下部のカレンダーやアドレス帳を呼び出す正面の物理4つの物理ボタンとスクロール(上下)ボタン。スタイラスの先端でボタンを押せるよう、各ボタンの中央はくぼんだ形状になっています。

背部。リセットスイッチと乾電池ボックス。経常的に少しせり上がった部分に、単4形乾電池2本を収納する乾電池ボックスが搭載されている。

スペック的にはTシリーズと同程度でCLIEでは初めてバッテリーに乾電池を採用したモデルでした。

コストダウンされた部分も多く、Tシリーズから採用された16和音のFM音源が搭載されていない。またUSBクレードルが別売りで、Hotsy-ncは付属のUSBケーブルで行います。

当時、他社のPDAはバッテリーの厚みで背面が膨らんでいるものが多かったのですが、SL10は極めてフラット。シャツの胸ポケットにスッと収まり、シルエットを崩さない。その佇まいは、まさに現代の「ミニマリズム」を先取りしていました。
LCD部。ハイレゾ対応のモノクロ液晶。320×320という解像度は、当時のモノクロPalm機の中では高精細さでした。ELバックライト搭載のモノクロ液晶。320×320ドットのハイレゾ表示が可能。電源ボタンを長押しすると、緑色のバックライトが点灯する。バックライトはやや暗め。
モノクロ液晶は視認性が良く、直射日光の下でも文字がくっきりと読める。これはバックライトを必要とするカラー液晶にはない大きなアドバンテージでした。

本体スペックは
OS:Palm OS 4.1(英語版)
CPU:DragonBall VZ 33MHz
メモリ:8MB (RAM) / 4MB (ROM)
ディスプレイ:320×320ドット ハイレゾモノクロ液晶(16階調)
インターフェース:クレードル接続、赤外線、メモリースティック
電源:単4形乾電池 × 2本
重量:約103g(乾電池除く)
逆転の発想が生んだ実用性の頂点 SL10のコンセプトは、当時の国内モデルとは真逆の極限のシンプルにあります。同時期のPEG-T400と並べてみました。

国内で展開されていたSJシリーズが「マルチメディア」を意識していたのに対し、SL10は徹頭徹尾「道具」としての信頼性を重視していました。 最大の特徴は、ハイレゾ・モノクロ液晶と単4乾電池駆動の組み合わせ。 5264

国内で展開されていたSJシリーズが「マルチメディア」を意識していたのに対し、SL10は徹頭徹尾「道具」としての信頼性を重視していました。 最大の特徴は、ハイレゾ・モノクロ液晶と単4乾電池駆動の組み合わせ。 5264
「カラーはいらない。その分、軽く、長く、どこでも動く端末が欲しい」というプロフェッショナルなユーザーの潜在意識を突いた、まさに逆転の発想から生まれたデバイスだったのです。

本機は、モノクロ液晶タイプ(PEG-T400、PEG-S300)と比較すると横幅はほぼ同じですが縦に短いのでスリムでコンパクトにまとまっています。若干厚みを感じさせられますが基本的な機能性を優先し、単4電池2本で駆動する魅力もありデザイン性重視の日本モデルとは異なるコンセプトのモデルでした。

このSL-10の優位性は国内でも再評価され、カラー液晶化された国内モデルSJ-30として発売されました。

今回、久々にSL10に火を入れてみましたが、モノクロハイレゾ液晶の視認性の良さには改めて驚かされました。 もし、オークションサイトで見かけたら手に取ってみてください。


本機は、モノクロ液晶タイプ(PEG-T400、PEG-S300)と比較すると横幅はほぼ同じですが縦に短いのでスリムでコンパクトにまとまっています。若干厚みを感じさせられますが基本的な機能性を優先し、単4電池2本で駆動する魅力もありデザイン性重視の日本モデルとは異なるコンセプトのモデルでした。

このSL-10の優位性は国内でも再評価され、カラー液晶化された国内モデルSJ-30として発売されました。

今回、久々にSL10に火を入れてみましたが、モノクロハイレゾ液晶の視認性の良さには改めて驚かされました。 もし、オークションサイトで見かけたら手に取ってみてください。


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