6.61 InfinityでbrickしたPSP goの復旧

久しぶりにPSP go(ホワイト)を持ち出して来ました。実はこのPSP goは5年前にPSPのCFW(カスタムファームウェア)化した際に、PSP go(6.61 Infinity)も行ったところ失敗し、電源を入れても起動しない状態(文鎮化)でした。しかもそのまま放置状態で保管していました。


現在も電源は入りますが緑インジケーターが点灯するだけで起動しない状態です。


このような状況でしたがヤフオクでPSP go(15,000円)をついつい購入したこともありPSP熱が盛り上がり、文鎮化したPSP go(ホワイト)の復旧(unbrick)を試みました。


ネットではいくつか方法が上がっていましたが私が試みた方法です。brick状態から起動。
ホームボタンを長押ししながらPSP goの電源を入れる。20秒ほど押しっぱなしで起動しました。

ホームボタンを長押ししながらPSP goの電源を入れる。20秒ほど押しっぱなしで起動しました。

確かに起動しました。この時は少し感動しました。5年ぶりにXMBを見ました。しかしこの状態では電源を落とすと文鎮状態に戻ってしまします。



PSP goとPCを接続し、PSP go本体のPSP/GAME/UPDATEにコピーしてpro Updateを起動します。
XボタンでCFW PROを起動することにより電源を落としても通常に起動(CFWの不具合の解消)するようになりました。


次に Infinity2.0のインストールを試みましたが古い Infinity1.XをアンインストールしなさいとのWarningが出ました。
この状態は電源を入れ直しても元のbrick状態には戻らなくなり、古いCFWがインストールされている状態です。
まずはオリジナルの状態(OFW)に戻す作業を行いました。
この状態は電源を入れ直しても元のbrick状態には戻らなくなり、古いCFWがインストールされている状態です。
まずはオリジナルの状態(OFW)に戻す作業を行いました。

オリジナルファームウェア(OFW6.61)を用意します。
PSPのバージョン書き換え用のテキストファイル(version.txt)をダウンロードします。ダウンロード後、PSP goをPCに接続しルート上にsepluginsを作成します。 psp go-2


次にsepluginsのフォルダにversion.txtをコピー。 psp go-3


この時点ではPSPはCFW状態なのでXMBでSELECTボタンを押してVSH MENUを表示がされるので、RECOVERY MENUを選択。

RECOVERY MENU→Configuration→Use version.txt in/sepluginsをEnableを選択します。


back→back→MenuからReset deviceを選択して再起動します。※必ずメニューも戻ってReset deviceから再起動。電源からの再起動ではダメでした。
起動後に本体情報を確認します。MACアドレスにFake:6.10と表示されればOFWに切り替えられます。

PSP goのOWF(6.61)をPSP/GAME/UPDATEにコピーして起動させます。 3458

通常のアップデートが開始され、本体情報から Infinityが消え、オリジナルのファームウェアに戻りました。 3460 3462 3463 3465





オリジナルの状態に戻りました。PSP go(ブラック)を買う前に行っていれば良かったのですが、文鎮化したホワイト版は半ば諦めていたので復元できてよかったです。


PSP goは、革新的なデザインと機能を持ちながらも、時代の変化に適応できずに終わってしまったハードウェアでした。


本機のネットワーク配信のアプローチは、後のデジタルゲーム市場に影響を与えたものの、当時のユーザーのニーズには応えられませんでした。今振り返ると、PSP goは未来を先取りした製品であり、今後のポータブルゲーム機における可能性を示唆するものでもありました。次回は再度CFW化を行っていこうと思っています。

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