1度はいじってみたかったPIONEER製のMAC互換機。HDDと内蔵電池を交換して機能的には復活しましたがボディがこのように醜い。
2週間ほど過酸化水素に漬けてみました。
ある程度の白さまで復活。
手前のスピーカーカバーは鉄製だったので2週間も漬けておいたら酸化が進み復旧がたいへんでした。
MPCはMultimedia Personal Computerの略で当時のPCの内蔵スピーカーは簡易的なものが多く、本格的な音響効果があるものはなく本機はその中でも本格的なアンプとスピーカーを内蔵してました。
本体上部にはPIONEERのロゴ刻印。キーボードのボタンはまだ手つかず。
デバイス的には当時のPower Macintosh 6100/66AV相当であり、十分なスペックを持っており、本格的なサブウーファー内蔵のスピーカーは圧巻です。
正面中央にはパイオニア製CD-ROMドライブ(SCSI)を配置。
その下には音声ボリューム(1つ欠損)があり音量調整するには便利。その奥がサブウーファーが内蔵されています。
OSのインストールはOS8.0と8.6、そして9.0をインストールしてみましたが9.0は重くて現実的ではなく、8.6はそれほどストレスがありませんが結局OS8.0にしました。
背部です。AV機器メーカーが作っただけあり標準でAVボードが装備されていて、また電源も十分なキャパがあります。(背部の黄ばみはそれほどひどくないので省略)
本体スペックは
CPU::標準 PowerPC601/80MHz FPU内蔵(32KB)
2次キャッシュ:256KB
メモリ:136MB(オンボード8MB+64MB×2) 現行40MB
ハードディスク:Apple純正2GB SCSI(ナロー50pin) Seagete Model ST32151N 現行4GB
CD-ROMドライブ:PIONEER DR-506S SCSI 36倍速スロットイン
キーボード:PIONEER純正MPC-KB2
(メカニカルキーボード)
マ ウ ス:Apple純正Apple Bus
この時代(1995年)はパイオニア以外もMAC互換機は何種類かは発売されていましたが本機ほど音響に特化した互換機はなく、非常に特徴的でした。その後Appleの方針転換により互換機路線が変更されてしまいましたがパイオニアのような独自の個性的なMAC互換が歴史の中に消えてしまってることは残念です。
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