Let’note CF-RZ4 (Panasonic) 2015年
最軽量の2in1 B5サイズ以下のUltraBook
使い始めて1年ほどになります。Panasonicが久しぶりに出した軽くてコンパクトで長時間駆動が可能なPC。
特にサイズはB5以下で745gと初代iPadとかわらない重量。新色のカッパーは銅色で斬新。
心臓部ではるCPUもインテルの最新モバイルCPU「Core M-5Y10」を搭載したことで、処理能力もモバイル機としては十分なスペックです。但しCorei5,SSD機と比べると少し厳しいですが。
特にCore MはMacbookでも採用されていますが私的にはイマイチでMacbookが出た時にあえてAir(Corei7)を買ったくらいです。
スライドバットは四角でパット部のサイズが比較的大きめ。大きいのはいいのだがタイピング時に意外と誤動作(カーソルが移動)してしまうので注意が必要。(そのせいか中央にHOLDボタンがある)クリック部は独立している。
キーボードはこのサイズにしてはしっかりとしていて 横方向で16.8ミリのキーピッチ、1.5ミリのストロークありメールやEvernoteでのメモ入力程度ならそれほどストレスではありませんが慣れないとタイプミスします。
またバックライト付きキーボードではないのも私的にはよく。講演会や研修会等の会場で記録を取る際にはバックライトがむしろ邪魔になってしまいます。
正面に電源スイッチがあるのは従来のスタイルを継承している。
正面左側は盗難防止ロック、アナログRGB、ヘッドセット端子、USB 3.0のほか、音量調整ボタンと無線接続スイッチ。
背部はシンプル。
右側右側面には2基のUSB 3.0、有線LAN、SDメモリーカードスロット、HDMI、電源コネクタ。
LCD部は10.1型で解像度は1920×1200ピクセルでタッチパネル対応。表面はノングレア加工なので外で使用するときには反射が少ないです。
LCD上部には1080pのインカメラとタブレット時に使用するWindowsボタンがある。
本機のヒンジ部は2in1としても利用を前提としたのか丈夫で回転時にトルクを感じヒンジ固有のブレがない。LCD部は360度回転することもあり、しっかりとした作りです。
本体スペックは
O S:Windows 8.1 Pro Update 64ビット(日本語版)
CPU:Intel vPro テクノロジー Core M-5Y71 vPro プロセッサー 1.20 GHz (キャッシュ 4 MB※3、インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大2.90 GHz)
チップセット:CPUに内蔵
メインメモリー:8 GB LPDDR3 SDRAM
ビデオメモリー:最大1993 MB(メインメモリーと共用)
グラフィック:アクセラレーター インテル HD グラフィックス 5300 (CPUに内蔵)
SSD:128 GB(Serial ATA)
LCD:10.1型(16:10)TFTカラーIPS液晶 WUXGA(静電容量式マルチタッチパネル) 1920×1200ドット:約1677万色
無線LAN:インテル Dual Band Wireless-AC 7265 IEEE802.11a(W52/W53/W56)/b/g/n/ac準拠※9 (WPA2-AES/TKIP対応、Wi-Fi準拠)
ワイヤレスWAN:ワイヤレスWAN モジュール内蔵(Xi(LTE)対応)
LAN:1000BASE-T /100BASE-TX / 10BASE-T
Bluetooth:Bluetooth v4.0 (対応プロファイルの詳細を見る)
サウンド機能:PCM音源(24ビットステレオ)、インテル High Definition Audio準拠、モノラルスピーカー
セキュリティチップ:]TPM(TCG V1.2準拠)
カードスロット:SDメモリーカードスロット×1スロット
(SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード対応/著作権保護技術対応/UHS-I高速転送対応/UHS-II高速転送対応)
ドコモUIMカードスロット:(標準サイズ)
インターフェース:USB3.0ポート×3、LANコネクター(RJ-45)、外部ディスプレイコネクター(アナログRGB ミニDsub 15ピン)、HDMI出力端子※17、ヘッドセット端子(マイク入力※18+オーディオ出力)(ヘッドセットミニジャックM3※19)
フロントカメラ:解像度 Full HD 1080p 有効画素数 最大 1920×1080ピクセル(約207万画素)
バッテリー:駆動時間 付属バッテリーパック装着時:約10時間(バッテリーのエコノミーモード(ECO)無効時)
外形寸法:幅250 mm×奥行180.8 mm×高さ19.5 mm(突起部除く)
質量:約0.745 kg
液晶ディスプレイを360度開いて底面側に裏返すことで、スレートタイプのタブレットのようにも使えます。
厚さは若干ありますが軽量のためプレゼン時等には使えそうです。
タブレット時のキーボードの誤入力防止のキーボードカバー(オプション)。コンセプトはいいのですが装着が意外と面倒。
画面のタッチスクリーンも感度よく、タブレットとしても十分なものを持っています。
バッテリーはパナソニックが新たに開発した高容量バッテリー(4セル、公称容量4860mAh、定格容量4740mAh)で12時間程度と書いてあります。実際出張で電車2時間の往復でインターネットとHuluで映画を1本ずつ見て講演会で2時間メモを取り、泊りのホテルで2時間ほど使っても20%ほど残っていました。
もう1つの特徴はワイヤレスWAN モジュール内蔵(Xi(LTE)対応)を内蔵していることです。最近ではホテル等には無線LANが普通に使え、スマホのテザリングもありですが、電車や車等移動時には即接続できるので便利でです。
以前にも紹介しましたが私が初めてレッツノートを使ったのは2代目のLet’s Note AL-N2(1997年)でした。
トラックボール付きで当時としては軽量(1.54kg)ながら高いスペックを備えていました。パナソニック自体のコンセプトも当時のスペックも妥協なく、高い完成度を持っていました。
本機はキーボード付きタブレット(Surfaceなど)と違いちゃんとしたPCである。初めて本機を持った時は久しぶりにワクワクした感覚でした。AL-N2から20年近く経過し様々な過程を経て進化したモバイルPCがLet’s note CF-RZシリーズであり、常に変わりのない当時からのコンセプトを持ち続けているのがLet’sNoteではないでしょうか。
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