PCM-701ES (Sony) 1983年 標準価格 168,000円
ESシリーズ初のPCMプロセッサー。
ES初号機だけあり物量をかけたPCM機であり、その後普及したPCM-501ESへ引き継がれたマシン。
現在は前回紹介したSL-HF1000Dと接続しています。
デザイン的に両機ともソニーらしいデザインです。
PCM録音はβテープで行っています。
発売された当時は値段が168,000円と非常に高価でなかなか手が出せるものではありませんでした。私も翌年(84年)に発売されたPCM-501ESが初めてで、本機は96年頃中古で購入したもの。
現在、PCM-501ESとEDV-5000、PCM-701ESとSL-HF1000Dの組み合わせで動いていますが、同じソースで録音してどちらかと言うとPCM-701ESとSL-HF1000Dの組み合わせのほうがレンジが広く聞きやすい音質です。
背部は大きなヒートシンクが特徴。
普段はあまり使うことがないのでラックの奥に収納されています。
上の段のCDP-XA5ESといっしょに撮ってみました。このメカニカルなローディング機構が当時好きでした。
PCMプロセッサはテープ媒体でデジタル録音するという技術の点では欠かせないデバイスでしたが当時の技術革新のスピードは速く数年後にはDATが登場しその後MDやCD-Rへとまたたく間に記録媒体の変化に飲み込まれ短命な高価なデバイスで終わってしまいました。
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