Power Mac G4 AGP Graphics (Apple) 1999年
内部のアーキーテクチャを一新し新たにAGPやAirMacをサポートしたPowerMac G4
本機以前のモデルは青白PowerMac G3マイナーチェンジ版でしたが本機からデバイス系が一新されました。
外見はG4としては初代にあたるグラファイト系。従来のGossamerアーキーテクチャの延長上にあるYosemiteベースのロジックボードを採用するPowerMacG4(PCI)とは異なった新しいチップセットCore99を採用しているのが特徴。
このシリーズはPowerPC 7400 500MHzの供給がだいぶ遅れた記憶があります。またDVIコネクタを搭載する最初の製品でした。
本機もPowerPC 7400 500MHz機でメモリはまだPC100。今修理しているDigital AudioからPC133になりました。
本機からPower Mac初めてのAirMac搭載となりました。
ドライブはDVD-R(RAM)に変更し、当時比較的安価に購入できたZIPも搭載。
液晶タイプのstudio display(15 Graphite LCD)は15インチでDVIのXGA対応。
初代グラファイトのG4にはデザイン的にも似合っています。
またGraphite版の筐体もデザイン的には私は気にいっています。
電源スイッチとスピーカー。
背部。USB,FireWireと3.5 mm ステレオ端子。このモデルは音声はアナログ出力。
現行はOSX10.3がインストール済み
CPU:500 MHz の PowerPC G4 プロセッサ
メモリ:768 MB の PC100 準拠 SDRAM
DIMM スロット×4 基で PC100 準拠 SDRAM を最大 1.5 GB
HDD:約 20 GB の 7,200rpm Ultra ATA/66 ハードディスクドライブ
ライブDVD-ROM ドライブ(DVD ビデオ再生可能)標準 DVD-RAM ドライブ(DVD ビデオ再生可能)現行
100 MB Zip ドライブ(一部機種のみ)
3.5 インチハードディスクドライブ拡張ベイ× 3 基 ◦ATA ドライブ(標準装備)
内蔵 ATA ドライブを 2 基まで搭載可能
内蔵 SCSI ドライブを 3 基まで搭載可能
グラフィック:専用スロット(133 MHz AGP 2X グラフィックスロット)に装着済み SDRAM グラフィックメモリ 16M 搭載の ATI RAGE 128 Pro グラフィックカード
接続ポート:FireWire ポート 3 基(合計 400 Mbps 、うち 1 基は内部ポート)
USB ポート 2 基(それぞれ 12 Mbps)
通信機能:10/100BASE-T Ethernet コネクタ (RJ-45)
AirMac カード(オプション)、11 Mbps、IEEE 802.11DSSS 準拠
56K モデム、10BASE-T Ethernet ポートを装備した AirMac ベースステーション(オプション)
内蔵 56K V.90 モデムカード
拡張性:フルサイズ 64 ビット、33 MHz の PCI スロット× 3 基 グラフィックカードを装着済みの AGP 2X スロット× 1 基
オーディオ:16 ビットステレオサウンドアナログ入出力用ミニジャック、44.1 kHz のサンプリングレート
スピーカ内蔵
マイク、スピーカ、MIDI デバイスなどサードパーティによる外付け周辺機器に対応したデジタル USB サウンド入出力
サイズ/重量:高さ:43.2 cm,幅:22.6 cm,奥行き:46.7 cm,重量:13.6 kg
このデザインは他のメーカーではなかなか真似のできない洗練されたものでした。
DVDを再生してみました。PowerPCのスペックではソフトウエアエンコードでもDVI出力とstudio displayの組み合わせでいい映像を出力してくれます。
同じ映像をミュージックサーバーとして使っているVAIO MX3(改)でも出力してみましたが本機のほうが映像的には見やすくPentium4(2.2MHz)と比べても遜色ありません。
現在、Power Mac G4 Digital Audioのジャンク品を入手したので本機を部品取りにしようと思いましたが電源のプラグが合わず電源自体の修理を試みている途中です。
本機の含めてPower Mac G4時代が一番IntelCPUとの性能差がいろいろと議論になりましたが私的にはやはりPowerPCが優れていたような気がします。
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