Cyber-shot DSC-F1 (Sony) 1996年 88,000円
ソニーらしいスタイリッシュなデザインのサイバーショットの初号機
他メーカーでは真似できないような斬新的なデザインで購入欲を擽られるカメラでした。
20数年ぶりに出してきました。まだ当時の箱も残っています。
筐体自体は質感のあるメタルボディを採用。デザインを優先したためホールド感が乏しく滑りやすかったのが欠点。
厚みはそれほどでもなく構えやすいスタイルとなっていました。正面左側は電源とモードダイアル。
右側は操作系のメニューボタンとダイアル。デジタルI/O端子と電源、ビデオ出力。
このスタイリッシュな構造の為、シャッターボタンの位置が悪く人差し指をかなり曲げないとシャッターが切れませんでした。
従来のカメラデザインというよりデジタルポリシーを前面に出したようなデザインは今見ても新鮮です。
レンズ部も回転式で「自撮り」も可能でした。
電源はコンパクトな専用のリチウムイオン充電池。
ファインダー兼用1.8型TFTカラー液晶とそのとなりに操作系のスイッチ。
ソニーらしく撮影した画像再生は当時としてはかなりきれいでした。 5178
操作性は当時のカメラの中では良く、レスポンスはいいほうだった。
機能的にもインデックス検索、ビューアの回転機能、高速マルチ9画面連写などの機能を持っていました。
本体スペックは
解像度:640×480
映像素子:1/5インチCCD(35万画素)
色数:24bit
メモリ:4M(内蔵)
レンズ:広角固定焦点 f=4.8mm(35ミリカメラ換算35mm)
シャッタースピード:1/7.5~1/1000 マニュアル設定可(7段階)
露出補正:プログラムAE
モニター:ファインダー兼用1.8型TFTカラー液晶
圧縮方式:JPEG
記録枚数:エコノミー 108枚、スタンダード 58枚、ファイン 30枚
I/F:RS-232C、IrDA、ビデオ出力(NTSC)
電源:リチウムイオン(LIP10)、外部電源(6V)、単3アルカリ乾電池4本
サイズ:101mm(幅)×77.8mm(高)×40.8mm(奥)
重量:約280g(電池含まず)、約310g(リチウムイオン充電池含む)
このような仕様?の為に記録媒体は内蔵メモリ(4M)のみとなっており、シリアルケーブルがないと通常のPCに転送できないのが残念。
本機はカメラデザインにとらわれない斬新なデザインといままでにない回転式のレンズ、質感のあるコンパクトボディーとSONYらしいデバイスでした。しかしながらメモリースティックがまだ存在しなかった為、撮影後の転送には大きな課題があったカメラでした。(現在転送方法に苦戦中)
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