スペックではなく、「佇まい」で選ばれたXPREIA
XPERIA SP (Sony) 2013年
LCD下部に透過型ディスプレイ(Floating Prism)を搭載したXPERIA Pのマイナーチェンジ版。XPERIA P(写真左)は以前紹介していたのでSPの紹介となります。 
スペック的には同時期(2013)に発売されたXPERIA Zのスペックを抑えたミドルレンジ版 。
本機はミドルレンジに位置しながら、フラッグシップと同じ設計思想で作られたこの端末は、スペック表では伝わらない「質感」と「光る個性」が特徴的だった。

本機はミドルレンジに位置しながら、フラッグシップと同じ設計思想で作られたこの端末は、スペック表では伝わらない「質感」と「光る個性」が特徴的だった。

XPERIAで使われているP.は「精密さ」を意味するPrecisionに由来しデザイン的には側面からつなぎ目のないフレームでボディ外周が構成されていてこのアルミフレームは質感が高くまた上品に仕上がっていました。

XPERIA Pと比べると大分大きくなりましたが当時のフラッグシップのXPERIA Zは巨大化し片手で持てませんでしたが本機は片手で操作できる端末でした。
当時のフラッグシップ Xperia Z が確立したデザイン言語。いわゆる「OmniBalance(オムニバランス)デザイン」を、より手の届きやすい価格帯に届けることでした。
OmniBalance デザインとは、どの角度から見ても美しいバランスを保つという思想。フラットな背面、均一な四辺のフレーム、面と線の整合性。それは日本的な「佇まいの美」をスマートフォンに翻訳したものでした。
当時のフラッグシップ Xperia Z が確立したデザイン言語。いわゆる「OmniBalance(オムニバランス)デザイン」を、より手の届きやすい価格帯に届けることでした。
OmniBalance デザインとは、どの角度から見ても美しいバランスを保つという思想。フラットな背面、均一な四辺のフレーム、面と線の整合性。それは日本的な「佇まいの美」をスマートフォンに翻訳したものでした。

下部には“transparent element”と呼ばれる透明素材を採用されています。
かし Xperia SP は、そのデザイン言語をそのままコピーするのではなく、独自の解釈を加えた。それが本体下部に配置された、ソニーがこのモデルのために用意した特別な演出。トランスルーセント(半透明)ストリップだ。この一要素が Xperia SP を単なる廉価版フラッグシップではなく、独立したアイデンティティを持つモデルへと昇華させました。
背面下部の帯状エリアが半透明素材で構成されており、着信・通知・充電・音楽再生のタイミングに合わせて内側から発光する。カラフルに光るその様子は、静的なプロダクトに動的な表情を与え、「このスマートフォンは生きている」という感覚をユーザーに伝えられます。

かし Xperia SP は、そのデザイン言語をそのままコピーするのではなく、独自の解釈を加えた。それが本体下部に配置された、ソニーがこのモデルのために用意した特別な演出。トランスルーセント(半透明)ストリップだ。この一要素が Xperia SP を単なる廉価版フラッグシップではなく、独立したアイデンティティを持つモデルへと昇華させました。
背面下部の帯状エリアが半透明素材で構成されており、着信・通知・充電・音楽再生のタイミングに合わせて内側から発光する。カラフルに光るその様子は、静的なプロダクトに動的な表情を与え、「このスマートフォンは生きている」という感覚をユーザーに伝えられます。

背部デザインはデザイン優先の背部がアーチ状にする湾曲するラウンドフォルムではなく側面のみがカーブしているデザイン。カバーは外れますがバッテリーは交換不可。前モデルXPERIA Pは背部も総アルミでした。

正面左側。 Micro USB端子。充電状態になるとFloating Prismが赤色に発光します。

フロントカメラを備えたベゼル上部はすっきりとシンメトリーにまとまり、物理ボタンを廃したフラットなフロントフェイスはOmniBalanceデザインの哲学を忠実に体現。側面のボタン類は押し込みやすい位置に配置され、片手操作での快適さが徹底的に追求されています。
右側専用のカメラシャッターボタン、電源ボタン、ボリューム上下ボタン。


フロントカメラを備えたベゼル上部はすっきりとシンメトリーにまとまり、物理ボタンを廃したフラットなフロントフェイスはOmniBalanceデザインの哲学を忠実に体現。側面のボタン類は押し込みやすい位置に配置され、片手操作での快適さが徹底的に追求されています。
右側専用のカメラシャッターボタン、電源ボタン、ボリューム上下ボタン。

電源ボタンはXPERIA Z譲りのアルミフレームとボタンがアクセントにもなっています。


上部はオーディオジャックのみ。


リアカメラは800万画素、インカメラ30万画素と標準的なスペックでした。

LCDはHD表示(720×1280ピクセル)対応の4.6インチReality Displayを搭載。今日の基準では小ぶりに感じるが、2013年当時においては「片手で無理なく扱える最大サイズ」として多くのユーザーに支持された絶妙な選択でした。
画面サイズに対して本体幅が抑えられており、グリップ感は非常に良好。長時間の使用でも手が疲れない、人間工学的な配慮が随所に感じられる。ディスプレイ技術には Mobile BRAVIA Engine 2 を搭載し、ソニーのテレビ事業で培った映像処理技術をスマートフォンに凝縮。コンテンツの種類に応じてリアルタイムに映像を最適化する機能は、動画視聴や写真閲覧の体験を他社端末と明確に差別化していた。

画面サイズに対して本体幅が抑えられており、グリップ感は非常に良好。長時間の使用でも手が疲れない、人間工学的な配慮が随所に感じられる。ディスプレイ技術には Mobile BRAVIA Engine 2 を搭載し、ソニーのテレビ事業で培った映像処理技術をスマートフォンに凝縮。コンテンツの種類に応じてリアルタイムに映像を最適化する機能は、動画視聴や写真閲覧の体験を他社端末と明確に差別化していた。

OSはAndroid 4.3。グローブモデルなのでシンプルな構成で使いやすい。


特徴の1つの透明素材(transparent element)は着信時やメッセージの受信時にイルミネーションが美しく点滅する。また音楽や画像を再生しているときにも点滅し、アルバムごと発色が異なります。






特に音楽再生時は曲と連動して点灯幅が変化していきます。



本体スペックは
OS:Android 4.1(Jelly Bean)
プロセッサ:Qualcomm Snapdragon MSM8960Pro(デュアルコア 1.7GHz)
メモリ(RAM):1GB
ストレージ:8GB(microSD対応、最大32GB)
ディスプレイ:4.6インチ HD TFT液晶(1280×720ドット)
映像処理:Mobile BRAVIA Engine 2
リアカメラ:810万画素(Exmor RS、LED フラッシュ)
フロントカメラ:VGA
バッテリー:2370mAh(取り外し可能)
無線LAN:IEEE 802.11 a/b/g/n
Bluetooth4.0
NFC対応
防水・防塵非対応
独自機能トランスルーセント発光ストリップ
本体サイズ:約131(H) × 67(W) × 10.0(D) mm
質量:約155g
カラーブラック/ホワイト/レッド
発売年2013年
プロセッサ:Qualcomm Snapdragon MSM8960Pro(デュアルコア 1.7GHz)
メモリ(RAM):1GB
ストレージ:8GB(microSD対応、最大32GB)
ディスプレイ:4.6インチ HD TFT液晶(1280×720ドット)
映像処理:Mobile BRAVIA Engine 2
リアカメラ:810万画素(Exmor RS、LED フラッシュ)
フロントカメラ:VGA
バッテリー:2370mAh(取り外し可能)
無線LAN:IEEE 802.11 a/b/g/n
Bluetooth4.0
NFC対応
防水・防塵非対応
独自機能トランスルーセント発光ストリップ
本体サイズ:約131(H) × 67(W) × 10.0(D) mm
質量:約155g
カラーブラック/ホワイト/レッド
発売年2013年

このXPERIA Pシリーズは本体アルミフレームを採用しデザイン的にも締まったスタイリッシュなもので7色を発色するtransparent elementはエンタメ性も高く着信や通知、音楽再生時などに光るなど他のXPERIAと比較しても個性が強い端末でした。 

アルミフレームを上手に使い、手にした時のひんやり感と確かな質感。プラスチックが多かった当時において、非常にプレミアムな印象がありソリッドで堅牢なイメージを演出してくれていました。

現在使用しているAndroid端末Galaxy Z Fold4と並べてみました。実用性ではかないませんが余計な装飾がなく、直線的でモダン。当時のソニーデザインの美意識が凝縮されています。


2012年のモデルでありながら、今見ても通用する洗練されたデザインが大きな魅力です。

本機はFloating Prism搭載最後のモデルでしたが、当時のSonyデバイスはアークフォルムのXPRIA L、高性能でフラットデザインのXPERIA Zと様々な個性的なデバイスが選べた良い時代でした。

「ミドルレンジ」という言葉が似合わない一台
Xperia SP は、価格帯のカテゴリーを超えた存在感を持っていました。光るストリップ、アルミフレームの質感、Mobile BRAVIA Engineの映像美。どれ一つとっても、コストを抑えたモデルという印象を与えません。
スペック競争が激化し、数字だけが語られていた時代に、ソニーは「所有する喜び」「使う楽しさ」という感情的な価値を静かに主張し続けた。Xperia SP はその思想が結実した証拠でした。
夜、テーブルに置いたスマートフォンが、通知とともに柔らかく光りはじめる。その瞬間に「XPERIAを選んでよかった」と思わせる力を、この端末は確かに持っていました。


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